サッカー:日本勝利、シリアに2-1 アジア杯第2戦

2011年1月14日 3時10分 更新:1月14日 10時25分

決勝点となるPKを決めた本田圭=AP
決勝点となるPKを決めた本田圭=AP

 【ドーハ江連能弘】サッカーのアジアカップ第7日は13日(日本時間14日未明)、当地で1次リーグB組の2試合を行い、2大会ぶり4回目の優勝を目指す日本はシリアに2-1で競り勝った。ザッケローニ監督は公式大会初勝利で、日本は今大会1勝1分けの勝ち点4。勝ち点と得失点差で並んだヨルダンを総得点で上回り、B組の首位に立った。シリアは1勝1敗。17日のサウジアラビア戦で勝つか引き分ければ1次リーグ突破が決まる。敗れた場合もヨルダン-シリアの結果次第でB組2位以内が決まり、準々決勝に進む。

 9日のヨルダン戦と同じ11人が先発した日本は前半35分、長谷部(ウォルフスブルク)のゴールで先制。後半に川島(リールス)が退場となり、PKで追いつかれたものの、37分に本田圭(CSKAモスクワ)がPKを決めて勝ち越した。

 もう1試合はヨルダンがサウジアラビアに1-0で勝ち、1勝1分けとなった。前回準優勝のサウジアラビアは2連敗で、1次リーグ敗退が決まった。

 ○…日本の先制点は、複数の選手が有機的に絡んだ。前半35分、縦パスに抜けた本田圭がドリブルで右サイドを突破し、折り返しを受けた香川がドリブルと鋭い切り返しを挟んでシュート。GKがはじいたところを松井が落として相手DFを体で制し、空いたスペースに長谷部が低く正確なシュートを突き刺した。攻め崩しての得点に長谷部は「チームで取った得点。入れるだけだった」。ゴール後は胸のエンブレムに手を当て、ウオームアップ中の控え選手の中に飛び込んで喜びを表現した。

 ○…初戦に続いて「トップ下」に入った本田圭は、日本の2得点に絡んだ。岡崎が倒されて得た勝ち越しのPKは、正面にけり込んだが少しバランスを崩し、「ちょっと危なかった。結果オーライ。次は確実に決めたい」。判定をめぐる混乱には「アウェーの試合はこんなもの」と話した。

 ○…川島の退場で緊急出場となった西川。昨年10月のアルゼンチン戦でも、川島の負傷に伴って終盤に投入された経験があるだけに「落ち着いて入れた。この雰囲気を楽しもうと割り切って入った」。

 いきなりのPKの場面は反応しながら届かず、代表戦4試合目にして初失点を喫したが「次にチャンスがあればゼロで抑えたい」と前向きだった。

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