2010年12月21日 22時54分 更新:12月21日 23時3分
売り場面積が国内最大の大型書店「MARUZEN&ジュンク堂書店梅田店」が22日、大阪市北区に開店する。地下1階~地上7階、延べ6800平方メートルで、これまで国内最大のジュンク堂書店池袋本店(約6600平方メートル)を上回る。専門書や児童書、雑誌、コミックまで約200万冊をそろえる。近くのJR大阪駅かいわいに三省堂書店も来年5月出店を予定しており、大型書店の競争が激化する。
大日本印刷の傘下にある「丸善書店」(東京都)と「ジュンク堂書店」(神戸市)が、建築家、安藤忠雄氏が設計した複合ビル「チャスカ茶屋町」に共同店舗を設けた。報道陣向けの21日の事前公開で、丸善書店の工藤恭孝社長は「知の百貨店をつくっていきたい」、ジュンク堂書店の岡充孝社長は「どの本屋にも置いていない専門書がそろう。本探しを楽しんでもらいたい」と抱負を述べた。
JR大阪駅の半径600メートルにある売り場面積2000平方メートルクラスの大型書店は、紀伊国屋書店梅田本店など5店舗あり、MARUZEN&ジュンク堂書店梅田店が6店目。再出店する三省堂も加わり、大型書店の激戦地となる。【武内彩】