銭湯ボイラー爆発:100メートル先の焼き鳥店直撃 福岡

2010年12月21日 22時51分 更新:12月22日 4時9分

焼き鳥店の屋根を突き破って店の厨房を直撃したボイラー=福岡県宇美町で2010年12月21日午後3時7分、島田信幸撮影
焼き鳥店の屋根を突き破って店の厨房を直撃したボイラー=福岡県宇美町で2010年12月21日午後3時7分、島田信幸撮影

 21日午後0時25分ごろ、福岡県志免(しめ)町田富(たどみ)3のスーパー銭湯「雫(しずく)の湯」=宮崎英夫さん(67)経営=で、機械室の業務用ボイラー1台が爆発した。ボイラー(高さ約1.7メートル、直径約1メートル、重さ約400キロ)が南東に約100メートル離れた同県宇美(うみ)町光正寺(こうしょうじ)2の焼き鳥店(木造2階建て)まで飛び、屋根を突き破って2階調理室を直撃した。また、破片で近くの中古車販売店の乗用車2台の窓ガラスが割れるなどした。けが人はなかった。県警粕屋署が爆発の原因を調べている。

 同署などによると、銭湯は機械室のボイラー5台のうち4台を使って正午から営業。その後1台から異常な音がして白煙が上がったため、従業員が停止したところ、稼働中の別のボイラーが爆発したという。当時従業員2人と男性客1人がいた。ボイラーが直撃した焼き鳥店は開店前で、女性従業員が1階で準備をしていた。

 近くに住む通訳、山下晴子さん(58)は「爆発音がした後、ドラム缶のようなものが放物線を描いて飛んでいった。車や歩行者に当たらなくてよかった」と話した。焼き鳥店店長の嘉村(かむら)徳義さん(59)は「営業中だったらと思うとゾッとする」と驚いていた。【島田信幸、関谷俊介】

top

PR情報

スポンサーサイト検索

アーカイブ一覧

 

おすすめ情報

注目ブランド