2010年12月21日 19時20分 更新:12月21日 21時37分
政府は11年度の経済見通しについて、国内総生産(GDP)の実質成長率を1.5%とする方針を固めた。物価の動向を反映した名目成長率では1.0%。消費者物価指数の伸び率はゼロを見込む。22日に閣議了解する。
政府は「11年度中に消費者物価指数を前年度比プラスにする」との目標を掲げており、08年度以来のマイナスからの脱却を見込む。ただ、物価動向を示す国内総生産デフレーターはマイナスとなる見通しで、名目成長率が実質成長率を下回る「名実逆転」は11年度も続くことになる。