皆既月食:赤銅色の神秘 北海道で観測

2010年12月21日 21時5分 更新:12月21日 22時34分

昇るとともに欠けていき、赤銅色の皆既月食へと変化した満月(午後4時25分から53分まで4分間隔で撮影した画像を合成)=北海道むかわ町で2010年12月21日、平田明浩撮影
昇るとともに欠けていき、赤銅色の皆既月食へと変化した満月(午後4時25分から53分まで4分間隔で撮影した画像を合成)=北海道むかわ町で2010年12月21日、平田明浩撮影
皆既状態で公園の丘の上に現れた赤銅色の月(超望遠レンズで撮影)=札幌市東区で2010年12月21日午後5時44分、小出洋平撮影
皆既状態で公園の丘の上に現れた赤銅色の月(超望遠レンズで撮影)=札幌市東区で2010年12月21日午後5時44分、小出洋平撮影

 月全体が地球の影にすっぽり隠れる皆既月食が21日夕に起きた。国内では07年8月以来3年ぶりだが、低気圧や前線の影響で雲に覆われた地域が多く、鮮やかに見えたのは北海道を中心とした北日本などにとどまった。

 北海道太平洋側のむかわ町では、欠けた月が東の空に徐々に昇り、午後4時40分に皆既月食に。太陽の赤い光だけが地球の大気で屈折して月に届き、神秘的な赤銅色に輝いた。札幌市東区のモエレ沼公園にあるモエレ山(62メートル)では皆既月食をカメラで撮影する市民の姿もあった。

 国内で次に皆既月食が見られるのは11年6月16日の明け方。【田中裕之】 

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