地方強まる複数犯の疑い 美浦の女子大生殺害事件7年 茨城2011.2.1 02:25

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強まる複数犯の疑い 美浦の女子大生殺害事件7年 茨城

2011.2.1 02:25
買い物客は「ひどい事件だよね」と話し、捜査員からチラシを受け取った=阿見町阿見(城野崇撮影)

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買い物客は「ひどい事件だよね」と話し、捜査員からチラシを受け取った=阿見町阿見(城野崇撮影)

 平成16年に美浦村の清明川で茨城大農学部2年、原田実里さん=当時(21)=の他殺体が見つかった事件から31日で7年が経過した。捜査関係者によると、遺体から複数の男のDNA型が検出されたことや傷が複数の凶器によりつけられていたことが新たに分かった。稲敷署捜査本部では複数犯の疑いが強いとみて調べを進めている。

 捜査本部は同日、原田さんの自宅に近い阿見町のスーパーなどで情報提供を呼びかけた。県警捜査1課の岩城新治郎課長は「残忍な事件を風化させないため、わずかなことでも連絡してほしい」と話す。

 原田さんと同じ居酒屋でアルバイトとして働いていた東京都目黒区、会社員、津沢俊さん(27)は「また1年経ってしまった」と危機感を持ち、街頭活動に参加。「みんなに好かれる原田さんが、どうして殺されなければならなかったのか」と声を震わせた。

 これまでの調べでは、原田さんは16年1月31日午前0時すぎに「出掛けてくる。遅くなる」と書き残して外出。同日朝、清明川河口で遺体で発見された。死因は窒息死で、死亡後に首や左肩、腹部など数カ所を切られたとみられる。情報提供はフリーダイアル0120・110705。

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買い物客は「ひどい事件だよね」と話し、捜査員からチラシを受け取った=阿見町阿見(城野崇撮影)
捜査員からチラシを受け取る買い物客ら=阿見町阿見(城野崇撮影)
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