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[国際]ニュース トピック:米国
普天間移設「今春の遅い時期までに解決を」 米国防長官
2011.2.17 08:29
【ワシントン=佐々木類】ゲーツ米国防長官は16日の下院軍事委員会の公聴会に出席し、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題に関し、「今春の遅い時期までの解決を望んでいる」と述べた。
同県名護市辺野古沖に移設することで合意した代替施設の工法や滑走路の形態について、日本側の決断を促した発言だ。
ゲーツ氏はまた、「(この問題が)どうなるか明確にならない限り、沖縄の米海兵隊のグアム移転を前に進めることはできない」とも発言。グアム移転や米軍嘉手納基地(嘉手納町)以南の基地返還は、あくまで普天間飛行場の移設問題の解決が前提になるとの見方を示した。
日米両政府は5月の大型連休を利用して、外務・防衛閣僚による安全保障協議委員会(2プラス2)の開催を予定している。
ゲーツ氏が「今春の遅い時期」までの解決に触れたのは、先送りされた菅直人首相の訪米前の決着を念頭に置いたものだ。
在沖縄海兵隊のグアム移転に関し、オバマ大統領が議会に提出した2012会計年度(11年10月~12年9月)の予算教書は、11年度比で63%減の約1億5600万ドル(約130億円)の計上にとどめている。
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