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[経済・IT]ニュース トピック:高速道路
高速無料化断念しない? 「見直しベスト3」発言撤回、国交相
2011.2.18 14:30
民主党がマニフェストに掲げた高速道路の無料化が迷走している。大畠章宏国土交通相は18日の閣議後会見で、先に「見直しベスト3」と発言したことについて、「マスコミのアンケートでそういうものが出ていた。私が言ったわけではなく、民主党として、三つ挙げているということでもない」と述べ、撤回した。
国交相は15日の閣議後会見で、「マニフェスト見直しのベスト3に高速無料化が入っている。効果などを分析し、マニフェストを見直す9月までに報告したい」と述べ、断念を示唆していた。
これに対し、この日の会見では、発言について、「無料化を今後どう進めるかを有識者会議で検討したいという話が主眼だ」と釈明した。
民主党のマニフェストでは、2012年度までに原則無料化を実施するとしている。一方、国交省は16日に普通車で平日上限2千円などの新料金体系を発表したが、3年で財源がなくなることに関連し、池口修次国交副大臣は同日の会見で、「国民が税金を使ってでも料金を下げろというかもしれない」と述べ、無料化断念を前提に、割引継続をにおわせた。
無料化をめぐっては、昨年6月から37路線50区間で無料化実験がスタート。今年6月からは6区間が追加されるが、首都、阪神高速を除く全路線の22%にとどまっている。
11年度予算案に計上された実験費は1200億円で、完全実施に必要とされる1兆3千億円を確保するめどはたっていない。
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