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　性犯罪前歴者にＧＰＳ（全地球測位システム）を携帯させて監視するための条例を宮城県が検討を始めたことについて、山形県の吉村美栄子知事は２４日の会見で「村井嘉浩宮城県知事は勇気ある判断をしたと思う。個人的にはＧＰＳ携帯に賛成」と述べた。ただ、条例化は県民の意向を尊重する姿勢を示した。

　吉村知事は「これまでの加害者の人権から、被害者の人権に焦点が当たってきたと感じる」と述べた。そのうえで「宮城県だけの条例では、ほかの県に行ったらＧＰＳを使えない。安心して暮らせるための議論を国全体でしていくべきだと考える」と語った。山形県での条例化は「あくまで県民の意向が大前提。具体的には検討していない」とした。【和田明美】