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ソニー、インドで薄型TV首位へ 10年度サムスン抜く

2011年2月18日20時40分

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 ソニーは18日、インドでの薄型テレビ販売額が2010年度に韓国サムスン電子を抜いて首位になる、との見通しを明らかにした。海外市場の多くで韓国勢が首位を占める状況に風穴が開く。

 ソニーのインド販売台数は85万台で、販売額は非公表だが、33〜35%の市場シェアになる見通し。20%台前半だった09年度から10ポイント程度伸ばし、30%程度のサムスン、20%台の韓国LG電子を超える。インドで薄型テレビを売り出した05年以降、シェア首位は初めてという。

 ソニーは1990年代半ばにインドに販売会社を設立し、専売店網をつくってきた。現在は260カ所以上にある。ソニー製品を扱う一般の家電店も、06年の1.5倍の6千店まで増やした。

 販売会社は現地化を加速させ、社員約2千人のうち日本人は14人だけ。主要な顧客となる中間所得層の需要を細かく把握できるようにした。

 世界全体では赤字が続くテレビ事業の損益も、インドは黒字の見通し。販売会社の玉川勝社長は「ほかの国に比べて競争相手が限られ、ブランドイメージが強い」と分析する。11年度は販売台数を150万台以上に引き上げ、首位を維持したい考えだ。(大宮司聡)

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