201102
Monday
「日本協会の田嶋幸三副会長は同日、国際サッカー連盟(FIFA)が15日にも
臨時の国際移籍証明書を出すことが濃厚と明らかにした。これで、岡崎はドイツでの
リーグ登録が可能となり、試合に出場できる。その上で両クラブが話し合いを続ける
ことになる。」(共同通信・国際証明書が発行されず 岡崎移籍で意見相違)
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/headlines/20110213-00000056-kyodo_sp-spo.html
清水側の論点(1)は問題になりません。社長さんに「あなたは岡ちゃんの移籍の情報を
いつ知ったんですか?」と尋ねてみたい。12月のはじめには「シュトゥットガルト」の
名前が出ていましたよね。文書で通告って、新聞は文書じゃない? それとも岡崎くん
の契約書には「文書で通告しないと契約は期限が無限」とか書いてあるのかね。
(2)は、清水側も「清水エスパルスに在籍しておりました岡崎慎司選手(2011年1月
31日付にて契約満了)」と過去形で、いまは清水の選手でないことを認めている。
(3)については、シュトゥットガルト側のボビッチ・スポーツディレクターは
「いつも最後は金が問題になる」といって、ため息をついています。
12月には「岡崎の移籍金は5000万円程度」とかの報道もありましたが、清水の経営
サイドは何もしなかったのですか。
そのとき、清水の社長さんかだれかが「オカ、チームのために違約金が払われるように、
契約を更新(延長)してくれ。移籍はさせてあげる。悪いようにはしないから」とか、
頼めば良かったのに。
また、清水側は、本来ならば追求するべき(シュトゥットガルトではなく)、岡崎くん
(と代理人)の責任への言及を注意深く避けている。
二重契約ならば、シュトゥットガルト側も清水と並んで被害者でしょう。清水側が法的に
正しいのであれば、契約の無効確認、損害賠償請求の形で裁判を起こせばいいのに、そう
しない。二重契約にはならないことを知っている(裁判では勝てない)からでしょう。
それに、ドイツ時間で1月31日午後5時以降なら、日本での契約は失効しているから
二重契約にならない、かも(笑)(あくまでも冗談)
それを、移籍証明書を発行しないって、完全に嫌がらせじゃないですか。
逆に、シュトゥットガルトがこの騒動のせいで二部に降格でもしたら、損害賠償を
求めて訴えられても文句は言えませんよ。
きのうも書きましたが、この問題は、以前存在した「保有権」(パス)という考え方が
人身売買、奴隷制度的だというので、それが廃止されたこと。さらに、パスの移動に
伴う移籍金が廃止されているというところに根本があります。(そのきっかけになった
のは「ボスマン判決」という裁判の判例です。関心のある人は調べてみてね)
「移籍金」が廃止されたため、名目上は、長期契約を中途で打ち切る「違約金」の
形式で元の所属チームへの金銭的補償を支払うのが慣習になっています。そのため、
欧米ではとくに有望な若い選手とは、3年とか5年の長期契約を結び、移籍(引き抜き)
に対抗するのが常識。これに対し、日本の実態は世界基準から大きく遅れている。
今回の例は、慣習的に、複数年契約を結ばないで、契約切れの選手の移籍を指をくわえ
て見ているばかりのJリーグ側の不備に原因がある。岡崎くんに12月以降、移籍の話が
あったことも、(文書での通告がなくとも)だれでも知っているはず。
まあ、移籍の自由を確保するために、わざと複数年契約を結ばない選手もいるので、
難しい問題も含んでいる(移籍金=違約金が発生すると移籍交渉が進まない)けれど、
まさか、このオカ侍に移籍話がくるとは思わなかった、のかどうか、清水の関係者は
甘く見ていたのでしょうね。
過去、ガンバなどはカタールに某ブラジル人選手が移籍して莫大な違約金収入があった。
クラブ側は、ガンバから臨時収入の秘訣講座を開いてもらって受講するか、同じような
「移籍金ゼロ」の事態を招いた広島(槇野)、浦和(細貝)などと対策会議を開いたら
いい。
選手会はこの問題で緊急にアピールとか出すべきですね。代表選手の日当問題なんかは
後回しでいいから(笑)
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PS. ハッシーが負傷(泣)
http://www.gamba-osaka.net/news/news_detail.php?id=2849
★MF27 橋本英郎選手
負傷日:2/10(木)グアムキャンプ練習試合にて負傷
検査日:2/11(金)@グアム市内の病院にて
右膝靭帯損傷の疑いがある為、本日を持ちましてキャンプを離脱。詳細検査の為、
橋本選手は帰国いたします。ケガ名等は、検査後にお知らせ致します。
これって、開幕絶望、とか? ガンバレ・ハッシー、はやく治して!
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PS. 以下、追加(再掲)しておきます。(2月17日)
内容は「http://info.osimnodengon.com/?eid=223」と同じものです。
移籍問題は選手の利益に2(プレイヤーズ・ファースト)
岡崎選手の移籍問題(移籍証明の未発行問題)について、清水サポーターのみなさん
から、複数、長文のコメントをいただきました。ありがとうございました。
その際に、新聞報道の記事などを、提出が必要な「文書」にたとえるなど茶化して
書いた部分は不適切でしたので、あやまります。ごめんなさい。
あの記事で言いたかったことは、いろいろな事情があるにせよ、清水側は「移籍証明」
の発行を拒否して岡崎くんが試合に出られないようにするべきではない、というのが
趣旨です。それは、岡崎くんなり、彼の代理人が規則違反をおかしていたとしても、
金銭的補償の手続きは並行して継続的に交渉することにして、選手は「試合には出し
てやるべきだ」というのがわたしの考えです。
文書で通告せよというのは、秘密で移籍交渉するな、ということで、その限りでは
今回の事例は報道されているという意味で、「文書通告の有無」が本質的な重要性
をもつ要件にあたるとは、わたしには思われませんでしたので、配慮を欠いた書き
方をしてしまいました。不愉快な思いをされた方には、かさねてあやまります。
(とはいえ規則は規則なので、シュトゥットガルト側はちゃんと文書を出すべきだっ
たとは思います。その文書が社長さんにも渡されていれば、このタイミングでの騒動
はなかったでしょう。しかし清水の関係者側も、明らかに文書通告なしで交渉がなさ
れていることを容易に察知できたはずです。年末から照会、警告などの形で、シュ
トゥットガルト側と岡崎くんとその代理人に、何らかの働きかけができたのではな
いですか。そうすれば、ここまでこじれなかったのでは、とも思いますね)。
コメントの中で、いろいろ内部事情も教えていただきましたが、もしも代理人の側に
問題があるのであれば、どういう事情なのかを明らかにすべきですし、そういう不誠実
な代理人(というのが事実とすれば)を雇った岡崎選手の「社会人としての責任」も、
はっきりさせなければならないでしょう。
でも、岡崎くん、契約した後に帰国し、2月はじめにはクラブハウスを訪問して、お
別れのあいさつもしていたみたいですから、「本人と連絡が取れない」ということは、
ありえなかったと思います。そのときにでも「このままドイツに行っても、試合には
出られないぞと社長さんがいっとるぞ」とだれかが教えてあげればよかったのに。
岡崎選手本人、かれの代理人の声明なりコメントも待ちたいと思います。ゆうべの
(予告されていた)やべっちでのインタビューも都合で放送されなかったし、いま
一番へこんでいるのは、試合に出られなかった岡崎くんだと思います。
まあ、こういう紛争そのものは、どんどんオープンな形で解決すべきだと思います。
そうすることで、違約金という形で事実上の移籍金を取ることが適切なのか、それに
代わる補償制度が考えられるのか、移籍を前提にしている選手側が複数年契約を結び
たがらない現状をどうするか、などの問題を考え、解決するきっかけになると思う
からです。