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門脇舞以さん「ねんどろいど 航空じえいたん」と初対面!
「ねんどろいど 航空じえいたん」と初対面した門脇舞以さんにコメントをいただきました!

ねんどろいど あーみーさん
■集中連載 全3回!
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ねんどろいど 航空じえいたん
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2月18日:「See visionS」川田まみ単独インタビュー
待望の新曲「Magia」が発売に!Kalafinaへ直撃インタビューを実施!!
2011年 2月 18日(金曜日)
現在放送中のTVアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』のエンディングテーマ「Magia」を歌うKalafinaに単独インタビューを実施した。2月16日にリリースされた本楽曲の魅力をはじめ、これまでの活動から今後の目標までを語って頂いた。


― 「ほびーちゃんねる」では初めてのインタビューとなるので、まずはこれまでの活動を振りかえってのお話をお聞きしていきます。今年でデビュー4年目に入りますが、デビュー当時を振り返ってみていかがでしょうか?

Wakanaさん「2008年の1月にデビューしたときは、これからKalafinaがどんなアーティストになっていくのか、自分たちでもまったくわかっていない状態でした。それは、プロデューサーである梶浦由記さんも同じだったのではないかなと思います。Kalafinaがどうなっていくのか?は私たちの活動や成長にかかっていたと思うので。」

― デビュー作は劇場版『空の境界』の主題歌でしたね。

Wakanaさん「2007年にオーディションを受けたときに『空の境界』という爆発的にヒットした小説を原作にした劇場版アニメの主題歌を担当するといわれたときは、原作をまだ知らなかったこともあり、Kalafinaの歌う曲がどんな内容になっていくのかまったく想像がつかなかったんです。「oblivious」、「君が光に変えて行く」と「傷跡」が入ったファーストシングルが発売されたときは、私達自身も初めてのCDが出たことですごく嬉しかったですし、たくさんの人に聴いてもらえたらいいな!という気持ちでしたね。その後リリースした2枚目のシングル「sprinter/ARIA」からHikaruが加入し、この辺りから段々とKalafinaの形や音楽が自分達の中でわかってきたと思います。」

― 記念すべきデビュー作となった「oblivious」がKalafinaの音楽的な原点にもなっていると思いますが、その後の活動はいかがだったのでしょうか?

Hikaruさん「劇場版『空の境界』の主題歌をやっている時点では、Kalafinaは“流動的なユニット”と銘を打っていたので、「3人でKalafinaとして活動していくのも『空の境界』が終わるまでかな」という頭もあったし、「このまま3人で続けていきたいな」という思いも強くありました。ただ、プロジェクトとして銘を打っていたので3人で「これから、Kalafinaはどうなるんだろうね?」と話をよくしていたのを覚えています。」

Keikoさん「劇場版『空の境界』エンディングテーマは、第一章から第七章まで担当させて頂きましたが、最後の第七章のエンディングテーマはアルバムの中に収録されることになり、ファーストアルバムがリリースできることを3人で喜びました。さらに、劇場版『空の境界』の集大成としてアルバムをリリースすると同時に、TVアニメ『黒執事』のタイアップ曲「Lacrimosa」を同日リリースさせてもらいました。ここからKalafinaとしての二期がスタートしたとも言われています。」

Hikaruさん「これからもKalafinaとして活動を続けていけることが決まるとともに、初めて3人編成で活動することも決定して、これまでの流動的なユニットから「Kalafinaは3人でやっていきます」という形になりました。Kalafinaとしてこれから3人でどう活動していくかを徐々に考え出した頃でした。」

― 『空の境界』を通して、今のKalafinaが形作られたわけですね。その後の活動を通して、自分たちの変化などはありましたか?

Wakanaさん「私達にしか伝えられない音楽があるんだな!という認識が深くなってきたのを覚えています。そしてライブ活動を行うようになってからは、一つ一つの曲の深さや難しさ、さらに個々の存在する意味をすごく噛みしめるようになりましたね。ライブを通して、Kalafinaはものすごく変わったと私自身は思っています。」

Keikoさん「徐々にKalafinaというものは、自分達でも作っていかなきゃいけないんだという思いが芽生えてきましたね。それまではライブを一切やったことがなかったのですが、一カ月に一回のイベントだったりラジオだったりと、今までにやったことのなかった仕事を3人で取り組んでいく活動を積み重ねていったことがすごく大きかったですね。3人でいる時間が長くなった分、3人で確認や練習する時間もしっかり持てるようになって、その頃から自分たちでもきちっとKalafinaとして活動していく自覚を持つようになってきたと思います。」

Hikaruさん「ライブに向けて3人で練習するのがすごく楽しかったんですが、コーラスをするにあたって、3人の声を生でどうやって表現するか?ということが非常に難しく、話し合いながら作り上げていきました。最初は自分の音をとるのが精一杯な状態でしたね(笑)。コーラスワークのユニットとしてKalafinaが世に出なきゃいけない、今から3人でコーラスワークを見せていくとなった時が、一番自分の中では難しかったですね。」

Keikoさん「そこからは3人の戦いでもあったと思います。コーラスワークをはじめ、細かい旋律を生で表現することの難しさの壁にぶつかり、3人とも苦戦しました。それも3人いたからこそ乗り越えられましたし、応援してくれている皆さんに毎回励まされてやってこれたと思います。その結果が今に至るんだなと。今思うと、この三年間で悩んだり迷ったりした経験の一個一個がKalafinaになっているんだなと感じています。」

Wakanaさん「聴いてくださる方に伝える喜びもKalafinaのライブを通じて改めて知ることができたし、自分たちの曲を今まで以上に愛することが出来たのもライブのお陰でした。デビューから丸三年が経って、人間で例えるとまだ三歳ですが、すごく成長したような気がしています。これからも3人で出来る可能性はどんどん広がっていくんだろうなと思える三年間でした。」

Hikaruさん「プライベートでも仕事でも3人で話すことがすごく多くなって、3人の絆が深くなってきたことでコーラスワークも徐々に完成度が上がってきてると思いますね。これからももっともっと完成度が上がるように3人で頑張りたいと思っています。」

― 皆さんにとって変化のきっかけにもなったライブ活動で、一番印象に残っている曲をひとつあげるとしたらどの楽曲でしょうか?

Wakanaさん「初めてライブで、アルバムと同日リリースだった「Lacrimosa」を歌ったことがすごく印象が深くて今でも思い出せます。やっぱりどこかぎこちなかったり、新曲だったこともあり不慣れな部分もありましたが「これからこうやってライブをしていくんだな」という決意みたいなのがありました。また、Karafinaが『空の境界』から少し離れて、これからはKalafinaの曲を増やしていこうという中での第一弾だったので、そういう意味でも「Lacrimosa」はライブを通しての思い入れが強いです。」

Keikoさん「私はセカンドアルバムに入っている「I have a dream」という曲です。Kalafinaにしてはポップス寄りというか、独特の世界観なイメージの曲だと思います。Kalafinaというと、想像が膨らむような、壮大なメロディとか幻想的とか、わりと大仰な感じがイメージされますが、、この曲は歌詞も日常のリアルな部分を歌っていることもあって、気取らないというか、聴いてるみんなも緊張しない曲だと思います。とにかく暖かくてお客さんに一つ一つ声を掛けているような、新鮮な気持ちで歌えるお気に入りの一曲です。」

Hikaruさん「ライブはお客さんとの一体感を味わいたい!という気持ちがすごくあるので、「また風が強くなった」と「音楽」という曲ですね。ライブって勢いや迫力があるじゃないですか。バラードをしっとり聴いてもらうのも良いのですが、アップテンポな曲でドラムを打ち鳴らして、ギターがギュンギュンいっていて、ベースが響いていて…という曲が体で一番感じやすいと思っています。そういう曲になると、みんなが目をキラキラさせて一緒に音楽を感じているというのがすごくわかるので。そういった迫力や勢いがある曲をライブでやると楽しくなっちゃいますね。」


▲Magia【初回生産限定盤】ジャケットイメージ

― 新曲「Magia」は、TVアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』のエンディングテーマになっていますが、本楽曲に込められているテーマについてお聞かせください。

Wakanaさん「まず「Magia」というのはラテン語で魔法とか魔術という意味です。今回の『魔法少女まどか☆マギカ』というアニメは魔法を使うという話なので、劇伴も担当されている梶浦さんが、その部分をすごく意識して作ったそうです。初めにこの曲を聴いたときは、すごく力強くて不思議なメロディだなと思いましたね。力強いドラムもあるし、綺麗なメロディもあるという不思議な感じがしました。あと、歌詞がストレートですごくリアルなんですね。その現実的な部分が、メロディに対してギャップを生んでいるんですよ。そこがテーマというか「現実と虚像」みたいな部分でもあるのかなと思って。この曲自体が魔法のような曲だと感じました。」

Keikoさん「はじめて聴いたとき、本当にすごく謎めいていて妖しい曲だなと感じました。タイトルの意味や魔法というテーマだと聞いて、声を入れる前から想像力をどんどん膨らませてくれるような楽曲だなと。いつもは高らかにキラキラとメロディを奏でているイメージの弦が、この楽曲では妖しいメロディを奏でていたり、前奏からドラムが打ち放つ感じで鳴り響いていて、完成したものを聴いてみるとすごく攻撃的な印象がありました。テーマが魔法ということで、誰でも小さいころに思った「魔法が使えたらいいな」とか「もしもこれができたら」といった気持ちや思いなど、絶対に誰もが共感できるようなことが歌詞に散りばめられています。リアリティのある歌詞を、この大きな世界観のある楽曲にのせているのがすごく面白いですね。それから、自分のことを信じる気持ち、相手を信じる気持ちを強く歌詞で訴えかけているので、それが歌い方にも表れていると思うし、立ち止まっていたり悩んでいたりするときに、この曲が聴く人の背中を押すことができれば良いなと思います。」

Hikaruさん「はじめは結構アップテンポな曲なのでノリノリ系かな?と思ったのですが、それでは伝わらないと気が付いたので、言葉を伝えるために言葉の一つ一つを置いて歌っていかなくてはいけないなと。今回はそういった歌い方をしました。また、2人が言ったように、すごくリアリティのある歌詞なので、それを聴いてもらえる方に伝えられるかが大事なところでしたし、バックで流れてる楽器と歌詞の対比がすごく重要だなと思ったので、そういった部分に気を付けてレコーディングしました。梶浦さんはアニメの曲を作られるときは作品の内容を重要視されるので、アニメのことを一切聞かずに自分の思いや考えたことや体験したことを言葉の端々に入れて、その中でアニメと通ずる部分に関しては歌い方のアドバイスを頂いてレコーディングをさせてもらいました。ですので、いつもより自分の体験や思いが詰まった楽曲になったと思います。ストーリー性が見える歌詞だったので、同じメロディでもちょっと歌い方を変えたりとか、サビの最後のフレーズ「願い」の歌い方を変えたりとかもしましたね。」

― レコーディングのお話が出ましたが、WakanaさんとKeikoさんはレコーディングに臨んでみて、苦労したポイントや意識したことなどはありましたか?

Wakanaさん「Hikaruが言っていたように、Hikaruの中の「Magia」のイメージがあったんだろうなと、レコーディングしたHikaruの歌を聴いて思いました。そのイメージと力強さを消さずに歌い繋ごうというのが私のそのときの目標でしたね。メロディがすごく綺麗な分、歌い方に迷った部分はありましたが、Hikaruは迷いなく歌っているのでそれがすごく助けになりました。一つ一つの歌詞に深い思いがあるな…という風に感じて。例えば、歌い繋いでいくところが少しの言葉なんですが、「思いだけが生きるすべて」だと、そこの「生きるすべて」だけを歌い繋ぐんです。すごく力強い言葉なので、これはもう負けちゃいけない!という気持ちで歌いながらも、そのメロディの美しさを失いたくないという矛盾の中で歌うのが自分の中での課題でした。私もアニメのことは一切聞かずにレコーディングをしたので、まさかこんなに可愛らしい画だとは(笑)。でも、内容を見るとダークな部分もあるので「Magia」に通ずる部分はあると思います。歌い終えてから「Magia」に対する色々なイメージがついてきましたね。」

Keikoさん「今回は2人が先にレコーディングしていたのですが、2人の歌を聴くと私が頂いた曲のイメージと一緒かな?と感じました。「私はこういう思いでこの曲を歌いたいな」というイメージの通りだったので。真の部分は迷いなく歌わせてもらい、ちょっと攻撃的でダークで妖しい謎めいた部分を低音で出したいなと。サビの低音のハモリも結構妖しいハモリなんですよね。「メインのメロディが、絶対なくてはならない2人のコーラスワークなんだよ」と梶浦さんは言っていましたが、その怪しげなメロディを、低音で少し怖さを出せたら良いなと思ってレコーディングしました。ここまで低い低音で激しく歌う曲は初めてでしたね。強さ・妖しさだけじゃなくて、迷ったりとか一筋縄じゃいかないという人の感情をすごくリアルに描いている詞なので、その言葉で2人が歌い方の癖を変えてきたりとか、息遣いの変化で訴えかけたい部分を現したりとか、そういう部分は何度も2人の声を聴いて、ピタッと合うコーラスワークをみんなに届けたいと思って、意識してレコーディングしました。」


▲Magia【まどか☆マギカ盤(期間生産限定盤)】ジャケットイメージ

― 先ほどKeikoさんのお話にもありましたが、アニメを知らないままレコーディングされたわけですが、後でアニメをご覧になって抱いたギャップやアニメ作品の印象をお聞かせください。

Wakanaさん「画を見て「すごく可愛い!」と思ったんですよ。タイトルに☆マークが入ってるところも可愛らしいという印象がありました。それで「Magia」をエンディングにもってくるとは…どんな作品なんだろう?と思いましたね。梶浦さんが「ものすごく面白い作品だから楽しみにしててね」と言っていたので本当に楽しみにしていて。しかも、作品にリンクさせて「Magia」は書かれているので、今後どんな風になるのかな…と想像しながらアニメを観させてもらってます。今まで私達が観てきた魔法を使ったり変身したりするアニメは、主人公が戦いを通して成長していく過程を描いてると思うのですが、この作品は魔法少女になることによって成長だけではなく「その分、代償があるんだよ」というような深い部分を突きつけられるので。」

Keikoさん「とにかく面白くて、誰が味方で敵なのかもわからなくて掴めないし、主人公が魔法少女になかなかならないというのも珍しいなと。魔法少女になるまでの葛藤を描くという部分も新しいし、正義と悪がハッキリしていない感じもストーリー的には気になりますし、先が読めない作りが観る側として素直に面白いなと思っています。びっくりしたのが、戦闘シーンの映像があまりにも画期的で斬新で、あんな戦闘シーン魔法少女系のアニメで見たことないよ!!って。アニメーションであそこまで不思議な世界観を出している作品は初めて観たのですごく不思議でしたね。すべてがまだクエスチョンな感じです。難しいこと抜きにしても、単純にストーリーが面白いっていうところが一押しです!」

Hikaruさん「すごく面白くて、録画してるにも関わらずリアルタイムで観ています(笑)。1話や2話だと少しほんわかした雰囲気が強い感じで、戦闘シーンで「Magia」を使うという形だったので、エンディングで流れるのは「まだまだ先なのかな?」と思っていましたが、3話で段々とダークな部分も見えてきて「今日こそ「Magia」くるんじゃないかな?」と思っていたら流れたので「こういうことか…」と思いながら見ていました。ストーリーを観た上で聴くと「その部分が、あの部分にリンクしてたのか!」と、「Magia」の聴き方を自分の中でアニメバージョンの聴き方で楽しめるようにもなって、やっぱりアニメの力ってすごく強いんだなと感じました。アニメ本編とまだリンクしていない歌詞もあるので、これからのアニメの展開もどうなっていくんだろう?という期待もあるし、アニメと曲のリンクの仕方もまだまだ変わってくるんじゃないか?と期待しています。」

― 「Magia」の初披露は昨年の「Kalafina LIVE 2010 “輝く空の静寂には”」で行われましたが、実際にライブで歌ってみての感想を聞かせてください。

Wakanaさん「この曲はCDの印象とライブの印象が相当違うと思います。私自身も歌うたびに印象が変わっていて、自分たちの思いがどんどん乗っていっているのかなと感じています。歌うたびに、やっぱりかっこいい曲だなとも思うんですね。一つ一つの言葉が、いつも以上にパワーを増していく気がして、歌詞の「願い」という同じ言葉でも雰囲気を変えて歌っていたり、自分なりの言葉の魔法を考えながら歌っている気がします。ライブではそういった生ならではの部分を楽しんでもらえるのが醍醐味ですね。まるで魔法にかける呪文のような曲だと思います。最初の造語も意識しながら呪文みたいに歌っています。どんどんイメージが変わっていく不思議な曲です。」

Keikoさん「ライブの時は、あまり感情的になりすぎないように歌っていますね。2人は感情を出して歌うのはありだと思うんです。声を荒げたりとか、ライブバージョンだからWakanaは高音をしっかりと出してもかっこ良くていいなと。だた、私が歌う低音だけは訴えかけるのではなく「今から魔法にかかるみんなを見ているよ」というイメージで歌っています。レコーディングで歌っていた気持ちとすごく近いですね。基本的に異世界の人が歌ってるイメージでなので、あまり感情的に歌わないようにしています。どこか冷静でいたいというか、表に出る部分はWakanaとHikaruがしっかりと出してくれて、私は影の部分だったり裏の顔みたいなイメージで歌う感じで落ち着きました。それはライブならではなので、ライブで感じてもらいたいところでもあります。」

Hikaruさん「妖しい感じとリアルな突き刺さる感じ、そういった部分を感じてもらうにはどう歌うと良いんだろう?と考えたときに、自分の思った感情や葛藤をフルに出そうと思ったんですよ。ライブで歌うのはパワーがいるので、セーブする部分ももちろんありますが、この曲はほぼセーブなしで歌うようにしていますね。サビの部分で一瞬ちょっと落ち着け、みたいな部分はありますが、他はもう全力でその歌詞に沿って自分が感じる感情をそのままのせて歌うようにしています。人間には冷静な部分と熱い部分があるじゃないですか? その感情的な部分を2人(HikaruとKeiko)が別々に歌うことで一つになって、より熱くなった部分をWakanaさんが盛り上げてくれているというか。」

Keikoさん「Hikaruが120%で歌ってくれてるから、私は多分あの歌い方でいいんだなって思う。」

― 一つの曲を歌うにも、各々の役割を認識して歌うことで生まれるハーモニーなんですね。

Keikoさん「Kalafinaの曲は全曲、それぞれの役割を自分たちの中で理解しています。」

― CDの初回生産限定盤にも付属するビデオクリップですが、鏡を使用した幻想的な演出が印象的でした。

Wakanaさん「あの鏡のシーン凄く印象的で、鏡に映るのは虚像の世界で、そこから現実のHikaruが出てくるんですよ。現実と虚像が一体になっているというのがすごく面白くて。これは『まどか☆マギカ』でも言われているような魔法という願いの部分が虚像で、現実の葛藤があって……という世界観の対比が面白いなと思っています。あのシーンで私とKeikoは虚像の世界の中で動いていて、それだけが映っているのも意味が深いなと。印象的でとても好きな場面ですね。」

― 特徴的な演出ですが、撮影はいかがでしたか?

Wakanaさん「実は3人で息を合わせて、カメラの位置だけ確認して「こういうふうに映ってるから、ここでこう動けば…」という感じでやったので、あんな風に映ってるとはわからなかったんですよ。もっと動きまわっている感じだったんですが、虚像の鏡の中の世界は奥行きがあまりない感じがして、そこがやっぱり現実と違うんだなと思いました。」

Keikoさん「強い思いを歌っているので、映像でもそれを感じてもらいたくて、強い女性のイメージというのを3人とももって撮影に臨みましたが、ライブのときの役割分担があるのが出てたのかな?というくらい3人とも強い女性のイメージが違って(笑)。Wakanaは強い女性の中にも女性らしい艶っぽさが見える表現で、Hikaruは強さを全面に出した感じで、指先一つから目線からすべてに強さを感じるような表現。私はどこか外見ではクールっぽく見えるような、あんまり表に大きく出さない表現になっていたので、それはライブで歌うときの役割に繋がってるなと。3人の持つ強さが全面に出たようなビデオクリップになったと思うので、表現の違いとあわせて何度も観てもらいたいです。」

Hikaruさん「3人の中で私が一番中性的な感じに見えると思いますね。強さを全面にということだったので。今回の曲の中で力強さとかパワーは、ほぼ私が担ってるということを梶浦さんにも言われていました。そういう部分をPVでも出してほしいというお話を頂いていたので、今回は女性の中にあるちょっと荒々しい部分や強さを全面に出しています。鏡の部分で、虚像と実像の対比を見せるために自分なりに考えて、必ず鏡に自分の体の一部を触れさせています。それによって「虚像と実像はどこかしら繋がっている」という思いを表現しています。」

― カップリング曲の「snow falling」は劇場版『空の境界』終章に使用されているエンディングテーマのカヴァーということですが、こちらはどのような曲になっているのでしょうか?

Wakanaさん「劇場版『空の境界』という作品は、私たちにとっては無くてはならない存在なので、思い入れはすごく強いです。終章はシンプルで、会話だけで構成されているということもあり、情景は観て、読んだお客さん皆さんの中にあったと思うんですね。この曲を最初に聴いたとき、ピアノからはじまって深く重いけど、静かでふんわりした雰囲気を感じる音だなと思いました。でも、歌をのせるとまったく印象が変わって、ものすごく寒い空間の中でピーンって張った声が乗っていくような感じがしたんですよ。その冷たい雰囲気の中からだんだんと声が増えてきて、真ん中の「傘の陰でそっと…」というところからは、ワルツみたいに可愛い雰囲気になります。ここは、梶浦さんのイメージが「ちょっと足を踏み入れたら雪がふわっとなって、踊ってるような雰囲気なんだよ」ということで、そのイメージがピッタリくる場面です。この部分でふんわりした温かさを持った雪のイメージがあって、だんだん歌っていくにつれて最後は光が見える情景が浮かんでくるので、雪が降る夜だけど温かく終わっていく…そんなイメージがこの曲にはあります。」

Keikoさん「個人的にすごく好きなタイプのメロディです。Wakanaの歌い出しのところは、ピアノから始まってWakanaの声がのってその声を包み込むようにしてチェロが入ってくる…という、すごく温かいイメージを持ったんです。終章の内容を知っていたので、雪のすごく寒い情景を思い浮かべていましたが、だからこそ温かさを感じる曲だなという印象を受けましたね。」

― 劇場版『空の境界』に関わってきた活動を振り返ってみていかがですか?

Hikaruさん「はじめに作品を読ませてもらったのですが、そのときに感じたものをリアルに映像にしてもらったな…と、ファン目線になってしまうくらい作品に入り込めるものでした。だからこそ、楽曲を歌わせてもらう上でも曲に入りやすかったというか、イメージが鮮明についていたので、主題歌を歌わせてもらう上で、アニメに合わせるというよりは、勝手にアニメに合っていくような感じでした(笑)。本当にアニメの力ってすごいな!と思えたし、この作品に関われたことによってKalafinaの良さや引き出しを開けてもらえたと思います。今回、「snow falling」をカヴァーをさせてもらえたことで、作品とともにKalafinaにとっても『空の境界』終章だなって。Kalafinaは終わらないけど、「Kalafinaのここまでの成長、これがベストです」といったまとまりみたいに感じましたね。すごくシンプルだけど3人の声を感じてもらえる曲になっています。Kalafinaが今までにやってきたことを出せた一曲にもなったので、私たちの成長と共に「snow falling」ができた感じがします。」

― メロディも詞も終章を表現している一曲ですね。

Keikoさん「終章には無かった部分のメロディは、ストーリーそのものの歌詞がのったなという印象で、聴くと誰もが思い浮かべることができるんじゃないかなと思います。」

Hikaruさん「ワルツの部分の七行は、『空の境界』を一行ずつ表しているような気がしてならないんですよ。一行ごとに各章を表しているようで深いな…と。涙が出そうな歌詞ですよね。」

― 今後も色々な活動をされていく中で、2011年にチャレンジしたいことはありますか?

Wakanaさん「私は去年よりもたくさんライブがしたいです。昨年、アジアツアーに何度も行かせて頂いたときに、言葉が通じなくても音楽で通じるもの、伝えられるものがたくさんあるんだなと感じたので。音楽の可能性をもっと広げて行きたいと思います。」

Keikoさん「思いは一緒です(笑)。ライブ活動をメインにやっていきたいと思います。「Magia」のように、今年は攻めて攻めて「攻めのKalafina」でいきたいなとも思っているので、ニューシングルから攻めでスタートできるというのは、私たちにとっても良いスタートです。皆さんにとっても今年一年が良いスタートをきれるように「Magia」で勇気を持ってもらえれば嬉しいです。そんな「Magia」をタイトルに掲げた春のツアーがとても良いライブになるように…と、今はその一心でいます。」

Hikaruさん「今はまだKalafinaを知らない人にも私たちを知ってもらって、Kalafinaを好きになってもらえれば良いなというのが目標です。Kalafinaの音楽を聴いてくれる人がたくさん増えると、色んなところでもライブができるし、CDで聴くのと生で聴くのは全然違うと思うので、生で音楽を届けられる機会が増えればいいなと思ってます。」

― ファンのみなさんにメッセージをお願いします。

Wakanaさん「新曲「Magia」は妖しくて激しいメロディの中で、すごくリアルな歌詞を歌っているので、ぜひ聴いて頂きたいです。エンディングテーマとなっているアニメともリンクしてどんどん面白い展開になってきているので、アニメと共に楽しんで頂きたいと思います。そして、この「Magia」を題名にしたスプリングツアーが3月27日から開催されます。魔法のような一夜にしたいと思っているので、ぜひ遊びにきてください。」

Keikoさん「今年はこの「Magia」からスタートして、この一枚に今のKalafinaにできることと、新しいことのすべてが詰まっているので、まだKalafinaを聴いたことがない方は、まずはKalafinaの音楽を一曲でも聴いてみてもらいたいなと思います。そしてCDでいつも聴いているけどライブには行ったことがないという方に会いに行けるように、今年はたくさんのライブをやりたいと思っています。どんな形でも去年会えなかった人に会える一年にしたいと思っています。」

Hikaruさん:はじめまして、Kalafinaです(笑)。「Magia」は新しいKalafinaも今までのKalafinaもギュっと詰まっている、皆さんに聴いて頂きたい一枚になりました。初回盤と通常盤とアニメ盤もあって、初回盤には新しいKalafinaの詰まったビデオクリップもついてきます。また、アニメ盤には「snow falling」の代わりに、「Magia」のテレビサイズとREMIXバージョン(magic mix)が入っています。こちらも格好良いので、ぜひ聴いて頂きたいと思います。「Magia」を引っ提げてのツアーも気合が入っていて、個人的には、自分の出身地の富山に向けてすごく気合が入ってます(笑)。ぜひぜひ足を運んで頂きたいと思います。」

― ありがとうございました。


▲Magia【通常盤】ジャケットイメージ

TVアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』EDテーマ
Magia【通常盤】
●発売日/2011年2月16日(水)
●価格/1,223円(税込)
●収録曲/
・1.Magia
・2.snow falling
・3.Magia ~instrumental~

Magia【初回生産限定盤】
●発売日/2011年2月16日(水)
●価格/1,575円(税込)
・1. Magia
・2. snow falling
・3. Magia ~instrumental~
●仕様/CD+DVD(ビデオクリップ収録)

Magia【まどか☆マギカ盤(期間生産限定盤)】
●発売日/2011年2月16日(水)
●価格/1,300円(税込)
・1.Magia
・2.Magia ~magic mix~
・3.Magia ~TV Version~
・4.Magia ~instrumental~
●仕様/CDのみ、アニメ絵柄2面デジパック
 ※2011年3月末までの期間限定生産

※初回盤、通常盤、アニメ盤でジャケ絵柄は異なります。

●Kalafina公式サイト/http://www.kalafina.jp/

【関連リンク】
●魔法少女まどか☆マギカ/http://www.madoka-magica.com/
●FictionJunction.com/http://www.fictionjunction.com/

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©MagicaQuartet/Aniplex・MadokaPartners・MBS
 
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【2011年02月07日 更新】

『See visionS』/川田まみ PV(視聴)
●時間:45秒 ●ご購入はコチラ(AM)
●宣伝担当コメント:大人気TVアニメ「とある魔術の禁書目録Ⅱ」の新オープニングテーマ。

『infinite synthesis』/fripSide PV
●時間:3分31秒 ●ご購入はコチラ(AM)


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オトスキ
ほびーちゃんねるコミックコーナー
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【2011年02月10日更新】
コミック第26-1回&オトコのコのナイショ♥第10-1回
カスカベアキラ先生描きおろし『プライベートフォトイラスト』がプレゼントされる読者参加コーナー『オトコのコのナイショ』! 2月といえば節分のシーズンだけど・・・ナオくんそのコスチュームはもしや!? コミックではリオくんのバレンタイン作戦を応援するトモくんの本心がチラリ?

【2011年02月05日更新】
「おはなしをよむ」第26話 チャプター01
二月と言えばバレンタイン! 恋するオトコのコ、リオくんは憧れの〝あのヒト〟のハートをキャッチすべく秘策を練っているようですが・・・う~ん、その方法はリオくんには向いてないじゃないかな?

■ 声優警察 ■
【2011年01月29日 更新】
第64回『とある魔術の禁書目録Ⅱ』井口裕香さん
【読者プレゼント】現在「ほびーちゃんねる」でのタイアップ企画も展開中の『とある魔術の禁書目録Ⅱ』より、ヒロイン・インデックス役の井口裕香さんに団長が事情聴取を実施! 井口さん視点で作品の見所やキャラクターの魅力を語って頂いた。

【2011年01月16日 更新】
第63回『お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!!』喜多村英梨さん
【読者プレゼント】今回の「声優警察」では、この1月より放送がスタートしたばかりの『お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!!』にて、メインヒロイン 高梨奈緒を演じられている喜多村英梨さんに団長が事情聴取を実施! 本作の見所や、自身が演じられる奈緒の魅力を語っていただいた。

■ クイーンズブレイド リベリオン ■
【2010年04月08日 更新】
イラストストーリー 激動編 第10話
呪われた血を克服し、大業を成さんとするアンネロッテ。神の教えを信じ、苛烈なる裁きを下す異端審問官シギィ。今、二人の美闘士がぶつかり合う!

【2010年03月31日 更新】
イラストストーリー 激動編 第9話
エリナに捕らわれてしまったユイットたち。その運命は風前の灯であった。夜の宴に現れた妖艶なる踊り子。彼女こそが秘宝の守護者、ルナルナであった。

■ 壁紙ダウンロードサービス ■
【2010年12月25日 更新】
ねんどろいどぷらす Fate/EXTRA キャンペーン
●種類: PC用、iPhone用、携帯待受
PSP®『Fate/EXTRA』ぬいぐるみ化を記念して、「セイバー」と「キャスター」のバナー&壁紙配信キャンペーンを実施中!
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■ みぐのほび~漫遊記 ■
【2011年02月03日 更新】
No.71:天才検事の大逆転再び!『逆転検事2』で個性的なキャラたちにロジックで立ち向かえ!
2011年はじめの「ほび~漫遊記」では、『逆転裁判』シリーズ待望の新作となる『逆転検事2』を体験レポート! 主人公の天才検事・御剣 怜侍(みつるぎ れいじ)となり、数々の事件を解決するのだ! 新システム「ロジックチェス」も要チェックですぞ。【読者プレゼントあり】

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