菅総理大臣は、去年9月の尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件について「民主党代表選の渦中にあったことも影響した」と述べて、十分な対応ができなかったとの認識を示しました。
菅総理大臣:「あの事件が起きた時、これはあまり申し上げてはいけないことかもしれませんが、確かに民主党の代表選の渦中にあったことも、多少の影響はあったかもしれません」
そのうえで、菅総理は「個人的な関係まで手を広げてお願いするというところまでいけなかった」として、中国側との交渉が不十分だったことを認めました。大きな外交問題に発展した漁船衝突事件への対応のまずさは自らの代表選が一因だったとした今回の発言は、波紋が広がるのは確実です。