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中古車輸出業界ニュース

NEWS INDEX

2010年の輸出総数と上位30国(2011.1.)NEW

2010年10月の輸出統計まとめ(2010.12.)

2010年3月の中古車輸出台数(2010.5.)

中古車の時代が来るー大手中古車販売会社会長語る(2010.5.)

Jumvea・佐藤理事長、輸出状況を語る(2010.5.)

2010年2月の中古車輸出台数(2010.4.)

2010年1月の輸出統計(2010.3.)

1月実質輸出は08年10月以来の高水準(2010.3.)

バングラディシュの輸入規制強化(2009.10.)

ウガンダの輸出前検査が11月から開始(2009.10.)

【コラム】左側通行〜海外では(2009.10.)

【コラム】車検〜海外では(2009.10.)

中古車コンテナ輸出 12万5650台(2009.9.)

サモアの自動車の通行が左側通行に変更(2009.9.)

ロシアの暫定自動車輸入関税について(2009.8.

2009年7月の輸出統計から(2009.8.

2009年 5月までの輸出統計 TOP20国(2009.7.

ロシア:暫定自動車輸入関税の行方(2009.6.

新型プリウス早くもオートオークションに(2009.6.

【コラム】運転免許〜アメリカでは  (2009.4.

【コラム】高速道路事情〜アメリカでは  (2009.4.

USS西東京がUSS埼玉会場として新たに誕生  (2009.3.

2008年中古車の累計輸出  (2009.2.

ロシア中古車輸入規制に撤廃要請の動き  (2009.2.

輸出台数減少も仕向け先は多国化  (2009.1.

トヨタがソーラーパネルを採用した新型プリウスを発表  (2009.1.

関税引き上げーウラジオストクで大規模デモ (2008.12.

アガスタが「輸出代行サービス」をスタート (2008.12.

2008年2008年上半期の中古車輸出状況 (2008.8.

週間 中古車輸出ガイド

フジサンケイ ビジネスアイ紙掲載(2006年11月22日)

2010年の輸出総数と上位30国

合計は輸出された総数です。上位30国の合計ではありません。

2010年の輸出総数と上位30国
順位2010年輸出台数合計838401
1ロシア105478
2アラブ首長国連邦86625
3チリ79430
4ニュージーランド68952
5南アフリカ共和国66575
6ケニア50749
7バングラデシュ29155
8スリランカ27029
9フィリピン24296
10マレーシア23611
11ウガンダ22429
12タンザニア20979
13ペルー20378
14モンゴル19639
15タイ16142
16香港12411
17スリナム11855
18パキスタン9509
19キルギス9242
20グルジア8888
21ミャンマー7653
22アフガニスタン7588
23インドネシア6273
24ガイアナ6237
25オーストラリア5879
26キプロス5597
27モザンビーク5307
28トリニダード・トバゴ4996
29モーリシャス4920
30ザンビア4752

2010年10月の輸出統計まとめ

2010年10月の輸出は今年初めての前年割れとなった。10月の中古車輸出台数は7万2782台、前年同月の7万4131台に対して1.8%の減少。前月に比べると5.3%の増加である。

仕向地別に上位25位をみていくと、スリランカ、モンゴル、キルギス、ザンビア、トリニダード・トバゴ、ガイアナが前年と比べ、2倍以上の増加、減少したのは、バングラデシュなど10ヶ国となった。首位ロシアは、前年比44%増加の9126台。平均FOB価格は約55万で、わずかに減少。2位はチリに変わりニュージーランド。台数は7537台、平均FOB価格約33万円。3位がチリ、4位が南アフリカ。チリは7%増加で南アフリカは26%減少。5位はアラブ首長国連邦(UAE)。

その他目立つ動きがあるのは、スリランカで需要が多く、7位に入り平均FOB価格も約104万で高水準である。

今年1月からの累計輸出台数は69万8354台で、昨年実績と比べ、30.9%増加、台数16万4734台上回った。

2010年10月 輸出上位国

1位 : ロシア 9126台
2位 : ニュージーランド 6134台
3位 : チリ 5863台
4位 : 南アフリカ 5859台
5位 : UAE 5474台
6位 : ケニア 5456台
7位 : スリランカ 3919台
8位 : ウガンダ 2610台
9位 : モンゴル 2165台
10位: タンザニア 2005台
11位: バングラデシュ 1819台
12位: キルギス 1662台
13位: マレーシア 1641台
14位: フィリピン 1615台
15位: ペルー 1491台
16位: 香港 1149台
17位: タイランド 1117台
18位: グルジア 1071台
19位: ミャンマー 890台
20位: スリナム 865台

2010年3月の中古車輸出台数

財務省通関統計に基づき国際自動車流通協議会(「iATA」)がまとめた国別集計によると、2010年3月の中古車輸出台数は8万327台となり、前年同月の5万3931台から48.9%と大幅な増加を示した。

これにより3ヶ月連続の二桁増を記録した。
3月実績は、前月に比べても40.1%の増加であった。

 輸出が8万台を超えたのは2008年12月以来。
経済危機の影響を受けた昨年は7万台以下の月間水準にとどまっていた。

 輸出台数の上位25カ国の中で、ウガンダを除く24カ国が前年比増となった。
首位はアラブ首長国連邦(UAE)の1万1227台で、前年比3.7%プラス。チリ(2位)、南アフリカ(5位)もそれぞれ大きく台数を伸ばした。

 他に増加率が目立ったのは、モンゴル(前年79台から1138台へ14倍増)、インドネシア(前年191台から965台へ5倍増)など。アフガニスタン、キプロス、イギリス、グルジア、モーリシャス向けも大幅に増加した。

 今年3月までの累計輸出台数は18万917台となり、前年同期に比べ52.7%、台数で6万2477台の増加となった。

中古車の時代が来るー大手中古車販売会社会長語る

中古車販売大手ガリバーインターナショナルの羽鳥兼市会長は、政府のエコカー補助金制度により新車販売は上向いたが中古車は苦戦が続くとしながらも、同制度により良質な下取り車が出て来ていることを指摘し「中古車販売がだんだん伸びてきている(9月末に制度が終われば)中古車の時代が来る」と述べた。
(朝日新聞2010年5月23日)

JUMVEA・佐藤理事長、輸出状況を語る

JUMVEA(日本中古車輸出業協同組合)の理事長佐藤が中古車輸出の現況について語った。

「年間135万台までいった中古車輸出台数も、2008年のリーマン・ショックで67万5000台に半減した。特に135万台のうち40%がロシアだったので痛かったことは事実だった。しかし本年2010年1、2月までは100千台で2009年の1、2月期は65千台と比べ、35千台(54%)の増加である。2010年は70万台までの回復が期待できる。

リーマンショックによる減少、またタイ、インドネシア、ロシア、東南アジア、シンガポール、チリなど輸入禁止国あるいは自国生産国など4〜5カ国の減少となっている。

一方、アフリカ、アフリカをバックにしているドバイ、バングラデシュは好調。人間が多い、人間が多く集まるところは、産業増の可能性が多く金も集まる。今後のアフリカに期待できる。すべてが低迷したわけではない。

日本国内の13年車でも輸出が回復すれば、活きてくるのではないかと思っている。

当組合(中古車輸出業協同組合・Jumvea)が平成8年に認可されて14年経過したが、相手国の数は、140〜15カ国となり、当初のともしびからファイアになっている。組合員数は発足当時の60社から230社になったが、リーマン・ショックで一時減少した。しかし、約200社までに回復した。

商いには、肩の上り下りはある。その時点でしっかり対応できれば、必ず好転の転機を迎えることができる。”夢と希望を持ち、一致結束して輸出業の灯を消すな”という気概で乗り切ろう。必ず上昇ムードになる。市場規模が半減したが、当組合員の会員数は微減であるのは幸いと思っている」

(週刊中古車ガイド2010/04/15号より)

2010年2月の中古車輸出台数

財務省通関統計に基づき国際自動車流通協議会(「iATA」)がまとめた国別集計によると、2010年2月の中古車輸出台数は前年の3万7758台から52%増加し、5万7416台となった。

前月に引き続き二桁増を記録した。これは前年2月が66.8%と大幅減であった反動もあるが、ロシアも連続でプラスを記録するなど、ここにきて主要市場の回復も伺える。

今年2月実績は、前月に比べても32%の増加であった。上位25カ国の中で21カ国が前年増となった。

伸長が著しいのは、チリの約9倍増を筆頭に、ニュージーランド、ロシア、南アフリカ、マレーシア、香港、など全て2倍以上の伸びとなった。

前年割れとなったのは、事実上バングラデシュとスリナムのみ。ウガンダ、タイもマイナスだが微減にとどまった。

今年2月までの累計輸出台数は10万590台となり、前年同期に比べ55.9%、台数で3万6081台の増加となった。

2010年2月 輸出上位国

1位 : UAE 8117台
2位 : ニュージーランド 6175台
3位 : チリ 5797台
4位 : ロシア 5136台
5位 : 南アフリカ 4758台
6位 : ケニア 3278台
7位 : マレーシア 2836台
8位 : フィリピン 1978台
9位 : バングラデシュ 1524台
10位: タンザニア 1366台
11位: ウガンダ 1273台
12位: ペルー 1061台
13位: タイランド 884台
14位: 香港 835台
15位: モンゴル 734台
16位: パキスタン 684台
17位: インドネシア 658台
18位: アフガニスタン 608台
19位: グルジア 608台
20位: モーリシャス 514台

2010年10月の輸出統計まとめ

2010年10月の輸出は今年初めての前年割れとなった。10月の中古車輸出台数は7万2782台、前年同月の7万4131台に対して1.8%の減少。前月に比べると5.3%の増加である。

仕向地別に上位25位をみていくと、スリランカ、モンゴル、キルギス、ザンビア、トリニダード・トバゴ、ガイアナが前年と比べ、2倍以上の増加、減少したのは、バングラデシュなど10ヶ国となった。首位ロシアは、前年比44%増加の9126台。平均FOB価格は約55万で、わずかに減少。2位はチリに変わりニュージーランド。台数は7537台、平均FOB価格約33万円。3位がチリ、4位が南アフリカ。チリは7%増加で南アフリカは26%減少。5位はアラブ首長国連邦(UAE)。

その他目立つ動きがあるのは、スリランカで需要が多く、7位に入り平均FOB価格も約104万で高水準である。

今年1月からの累計輸出台数は69万8354台で、昨年実績と比べ、30.9%増加、台数16万4734台上回った。

2010年10月 輸出上位国

1位 : ロシア 9126台
2位 : ニュージーランド 6134台
3位 : チリ 5863台
4位 : 南アフリカ 5859台
5位 : UAE 5474台
6位 : ケニア 5456台
7位 : スリランカ 3919台
8位 : ウガンダ 2610台
9位 : モンゴル 2165台
10位: タンザニア 2005台
11位: バングラデシュ 1819台
12位: キルギス 1662台
13位: マレーシア 1641台
14位: フィリピン 1615台
15位: ペルー 1491台
16位: 香港 1149台
17位: タイランド 1117台
18位: グルジア 1071台
19位: ミャンマー 890台
20位: スリナム 865台

2010年3月の中古車輸出台数

財務省通関統計に基づき国際自動車流通協議会(「iATA」)がまとめた国別集計によると、2010年3月の中古車輸出台数は8万327台となり、前年同月の5万3931台から48.9%と大幅な増加を示した。

これにより3ヶ月連続の二桁増を記録した。
3月実績は、前月に比べても40.1%の増加であった。

 輸出が8万台を超えたのは2008年12月以来。
経済危機の影響を受けた昨年は7万台以下の月間水準にとどまっていた。

 輸出台数の上位25カ国の中で、ウガンダを除く24カ国が前年比増となった。
首位はアラブ首長国連邦(UAE)の1万1227台で、前年比3.7%プラス。チリ(2位)、南アフリカ(5位)もそれぞれ大きく台数を伸ばした。

 他に増加率が目立ったのは、モンゴル(前年79台から1138台へ14倍増)、インドネシア(前年191台から965台へ5倍増)など。アフガニスタン、キプロス、イギリス、グルジア、モーリシャス向けも大幅に増加した。

 今年3月までの累計輸出台数は18万917台となり、前年同期に比べ52.7%、台数で6万2477台の増加となった。

中古車の時代が来るー大手中古車販売会社会長語る

中古車販売大手ガリバーインターナショナルの羽鳥兼市会長は、政府のエコカー補助金制度により新車販売は上向いたが中古車は苦戦が続くとしながらも、同制度により良質な下取り車が出て来ていることを指摘し「中古車販売がだんだん伸びてきている(9月末に制度が終われば)中古車の時代が来る」と述べた。
(朝日新聞2010年5月23日)

JUMVEA・佐藤理事長、輸出状況を語る

JUMVEA(日本中古車輸出業協同組合)の理事長佐藤が中古車輸出の現況について語った。

「年間135万台までいった中古車輸出台数も、2008年のリーマン・ショックで67万5000台に半減した。特に135万台のうち40%がロシアだったので痛かったことは事実だった。しかし本年2010年1、2月までは100千台で2009年の1、2月期は65千台と比べ、35千台(54%)の増加である。2010年は70万台までの回復が期待できる。

リーマンショックによる減少、またタイ、インドネシア、ロシア、東南アジア、シンガポール、チリなど輸入禁止国あるいは自国生産国など4〜5カ国の減少となっている。

一方、アフリカ、アフリカをバックにしているドバイ、バングラデシュは好調。人間が多い、人間が多く集まるところは、産業増の可能性が多く金も集まる。今後のアフリカに期待できる。すべてが低迷したわけではない。

日本国内の13年車でも輸出が回復すれば、活きてくるのではないかと思っている。

当組合(中古車輸出業協同組合・Jumvea)が平成8年に認可されて14年経過したが、相手国の数は、140〜15カ国となり、当初のともしびからファイアになっている。組合員数は発足当時の60社から230社になったが、リーマン・ショックで一時減少した。しかし、約200社までに回復した。

商いには、肩の上り下りはある。その時点でしっかり対応できれば、必ず好転の転機を迎えることができる。”夢と希望を持ち、一致結束して輸出業の灯を消すな”という気概で乗り切ろう。必ず上昇ムードになる。市場規模が半減したが、当組合員の会員数は微減であるのは幸いと思っている」

(週刊中古車ガイド2010/04/15号より)

2010年2月の中古車輸出台数

財務省通関統計に基づき国際自動車流通協議会(「iATA」)がまとめた国別集計によると、2010年2月の中古車輸出台数は前年の3万7758台から52%増加し、5万7416台となった。

前月に引き続き二桁増を記録した。これは前年2月が66.8%と大幅減であった反動もあるが、ロシアも連続でプラスを記録するなど、ここにきて主要市場の回復も伺える。

今年2月実績は、前月に比べても32%の増加であった。上位25カ国の中で21カ国が前年増となった。

伸長が著しいのは、チリの約9倍増を筆頭に、ニュージーランド、ロシア、南アフリカ、マレーシア、香港、など全て2倍以上の伸びとなった。

前年割れとなったのは、事実上バングラデシュとスリナムのみ。ウガンダ、タイもマイナスだが微減にとどまった。

今年2月までの累計輸出台数は10万590台となり、前年同期に比べ55.9%、台数で3万6081台の増加となった。

2010年2月 輸出上位国

1位 : UAE 8117台
2位 : ニュージーランド 6175台
3位 : チリ 5797台
4位 : ロシア 5136台
5位 : 南アフリカ 4758台
6位 : ケニア 3278台
7位 : マレーシア 2836台
8位 : フィリピン 1978台
9位 : バングラデシュ 1524台
10位: タンザニア 1366台
11位: ウガンダ 1273台
12位: ペルー 1061台
13位: タイランド 884台
14位: 香港 835台
15位: モンゴル 734台
16位: パキスタン 684台
17位: インドネシア 658台
18位: アフガニスタン 608台
19位: グルジア 608台
20位: モーリシャス 514台

2010年1月の輸出統計

去年の前半は、不況の煽りを強く受けていたが、後半は、ほぼ例年通の実績に戻った。

2010年、1月の輸出統計によると1月の合計輸出台数は
43,174台(去年:26,751台)と前年比61%UP。

ただし、去年の1月は、かなり悪い時期だったので、あまり参考にならない。
一昨年の1月との比較するとこちらの輸出台数は、76,902台。
これは、過去最高年間134万台を、輸出した年の1月であり、ロシアだけで
3万台近く 輸出されている年の数字なのでこれもあまり参考にならない。

そこで過去7年の1月の平均台数と比較してみると、平均輸出台数は、約5万台となり、
平均の15%減まで回復したとみて良いだろう。

昨年の状況から考えると大幅回復して、ほぼ例年実績まで戻る気配が見えた。

以下、輸出上位国を見ていく。

1位:UAE 6,098台
前年比の37%のプラス。

2位:ニュージーランド 4,503台
昨年実績から134%プラスと、倍増以上。
ニュージーは、一時期低迷していたが、去年後半から大幅に回復している。

3位:南アフリカ 4,134台
南アフリカ国内は中古車の輸入は禁止されているので、ダーバン港におろされてから、
第三国へ輸出されている。かなり遠くまで陸送されてもいるようだ。

4位:チリ 3,725台
去年の8倍増。南アフリカと同じで、南米の輸出の中継基地の役割を果たしている。
チリでは、右ハンドルから左ハンドルへハンドルチェンジされたあと隣接する内陸国に運ばれる。

5位:ロシア 2,564
ロシアは輸入関税の引き上げの後、1/10に落ち込んだ。今後もこの状況に大きな変更はなさそうだ。
それでも輸出上位国なので今後も注目していく必要がある。

6位以下の国は、6位:ケニア2,180台、7位:マレーシア2,025台、8位:タンザニア1,328台、9位:フィリピン1,315台、10位:タイランド1,257台と続く。

昨年の不況は、中古車輸出業界では、すでに脱出したといえるだろう。
世界を相手に大勝負に出る好機となりそうだ。いつまでも日本国内の不況に付き合うことはない。

2010年 1月 上位20国

1アラブ首長国連邦6,098台
2ニュージーランド4,503台
3南アフリカ共和国4,134台
4チリ3,725台
5ロシア2,564台
6ケニア2,180台
7マレーシア2,025台
8タンザニア1,328台
9フィリピン1,315台
10タイ1,257台
11ウガンダ938台
12スリナム833台
13インドネシア777台
14バングラデシュ703台
15香港702台
16アフガニスタン619台
17モンゴル596台
18キプロス588台
19グルジア553台
20ペルー457台
合計2010年1月43,174台

1月実質輸出は08年10月以来の高水準 

 財務省が発表した1月の貿易統計を受けて、日銀が実質輸出入速報値(季節調整済み)を発表した。(2010年2月24日)
これによると2010年1月の実質輸出は前月比1.5%上昇の109.9となった。

伸び率は2009年12月から鈍化しているものの10カ月連続での上昇となり2008年10月以来の高水準となった。

実質貿易収支は前月比0.5%上昇の194.4と、2カ月連続で上昇した。

財務省発表の1月貿易統計速報によれば、貿易収支(原数値)が852億円の黒字となり輸出は前年比40.9%増加、輸入は同8.6%増加だった。

バングラディシュの輸入規制強化 

 アジアの主要仕向け地のひとつであるバングラディシュでは、中古車の輸入関税が7月より引き上げられた。国家歳入の30%以上を占める輸入関税は、バングラディシュにとって、貴重な財源のひとつ。

 中古車輸入は、バングラディシュでは第2の産業。日本に比べて、道路の整備が遅れている同国では、大都市部に自動車が集中している。約90%が日本車で、新車が5%、85%が日本の中古車であり、トヨタのシェアが圧倒的である。

 中古車の輸入関税は、日本自動車査定協会発行のイエローブックを公式な車体価格表のベースとしてエンジン排気量別に算出する。バングラディシュ政府は、2009年7月から2010年までに適用される関税を一斉に引き上げた。乗用車の引き上げ幅が大きく、商用車は比較的引き上げ幅が少なくなっている。

 日本からバングラディシュには、2002年から年間1万台を超える中古車が輸出されており、近年は増加の一途をたどり、年間約3万台に届きそうであったが、今回のこの関税引き上げにより、8月からの輸出台数は前年比で約半分にまで減ってしまった。

バングラディシュが基本的に、LS取引しか出来ないので、注意してください。

ウガンダの輸出前検査が11月から開始

 ウガンダは、ウガンダ共和国内に輸入される中古車について、11月から、輸出前検査を義務付けられる。指定機関は、(株)日本輸出自動車検査センター(JEVIC)で、対象は、日本、イギリス、シンガポール、南アフリカからのウガンダ共和国に輸出される全ての中古車。

ウガンダ国内に輸入される自動車の品質維持が目的で、検査の主な要点は、安全検査と機械類検査、冷媒(R12)フロンガスを取り除く点など。検査費用は1万3625円(消費税、手数料含む)。

輸出検査に合格した中古車車両には証明書が発行され、フロントガラスにその旨シールを貼る。輸出前検査を行わぬ場合は、輸入排除もしくはCIF15%相当のペナルティーが課される。

アフリカの主要仕向け地のひとつであるウガンダへの日本からの中古車の輸出台数は昨年で2万台強となっており、ケニア、南アフリカについで多い。

【コラム】左側通行〜海外では 

 左側通行は日本の他イギリス、オーストラリア、香港などであるが、実は少数派である。

ただし、運転そのものはすぐに慣れる。
ハンドルも左右反対についているので運転席が道路の中心部に来るように運転すれば良いからだ。
むしろ日本で左ハンドル車を運転する方がはるかに危険である。

そのため香港では左ハンドルの車は輸入が禁止されている。左ハンドルの米国車・ドイツ車を輸入したければ、まずは右ハンドルに改造しなければならないので相当の費用がかかる。

マカオは英国植民地であったことから左側通行であるが、陸続きで入国できる隣国の中国は右側通行でである。よって、マカオから車に乗って中国へ入国すると国境を越えた瞬間に車線が変わるので正面衝突しそうになって初めて間違いに気がつく場合がある。

世界でもまず他に無い珍しい例ではあるが、マカオからの陸路中国入りを考える際には十分に用心されたい。

【コラム】車検〜海外では 

  「車検」として定期的に10万以上ものコストがかかるのは日本ぐらいのものである。
そもそも、日本人がイメージするような「車検」を制度として採用している国は少ない。

車検制度のある国でも数千円程度の手数料が一般的で、例外として免許取得・車両整備の厳格なな英国では車検によって発生する整備工賃と部品代あわせて10万円近くになることもあるようだ。

日本の場合は自賠責保険料と自動車重量税の徴収という行政にとっては車の保全という本来の目的以上に大切な目的があるので止められないという事情がある。

中古車コンテナ輸出 12万5650台

 2009年上半期、中古車輸出コンテナ化率が12ポイント上昇。
財務省通関統計に基づき、国際自動車流通協議会は、コンテナ船による中古車輸出状況をまとめた。

 2009年上半期の累計台数は、12万5650台となり、前年同期に比べ42.1%(9万1388台)の減少にたった。輸出総数に占めるコンテナ船に輸出の構成比(コンテナ化率)は、前年の31.1%に対し、今年は43.6%となり、12ポイントも拡大した。

 このことは、ロシアの輸出台数に大きく影響しているとみられる。ロシア向け中古車輸出はもともと、ほとんどがRORO船であり、昨年のコンテナ化率は4.0%、今年も4.2%とほとんど変わらない。しかし、輸出台数は9割減であるのが寄与していると考えられる。

 2009年の中古車輸出は昨年と比べ、5割減となっているが、その減った4割がロシアの急減である。残り1割は、リーマンショックなどの世界経済の影響であろう。

 中古車の輸出業界としては、今回のロシアの急減は、そう悲観するものではないというところも多い。もちろん主にロシア向けに輸出していた業者はたまったものではないだろうが、その以外の国に目を向けていた業者にとっては、過去のようなロシア向け輸出が続けば、いずれ、国内のタマがなくなってしまうと考えていたところも多いだろう。アフリカ、中近東を見れば昨年より、輸出台数が増えているところも多いのが現状だ。

 コンテナ輸出の上位国は、1位アラブ首長国連邦の4万8330台(コンテナ化率89.6%)、2位南アフリカ1万3457台(82.4%)、3位チリ1万289台(59.2%)この3国でコンテナ輸出総数の53.3%と過半数を超えている。

 コンテナ化率でみると、100%の仕向け地がアフガニスタン、グルジア、トルコなど、90%以上は、キルギス、モンゴル、マルタ、韓国、中国、パラグアイなど。低い国では、ニュージーランド、ケニア、フィリピンなどである。

サモアの自動車の通行が左側通行に変更

 南太平洋の島国サモア(人口約18万人)で自動車の通行がこれまでの右側通行から日本と同じ左側通行へ7日、変更された。

  左側通行を採用する近隣のオーストラリアやニュージーランドから日本車などを安く輸入することが出来るため、国益にかなうと政府は説明している。

 7日の早朝、ツイラエパ首相がラジオで、左側通行への変更を宣言した。首都アピアでは大勢の見物人が集まり、警察官の交通整理の下、車が車線を変更した。政府は大事故を避けるため、7日から2日間を休日にし、酒類販売を3日間禁止にした。

 サモア政府は、昨年7月に車線変更の方針を発表し、変更をめぐって安全上の問題があるとして、国民の間では反対が起こっていた。初日は大きな混乱はなかった模様。ただ、バス会社は乗降口を反対側に切り替える予算がないとして反対を続け、ストライキを警告しているようだ。【シドニー共同】

  オーストラリアやニュージーランドからの輸入ではなく、日本から直接輸入も出来るため、輸出業者として、今後の動向をみておきたい。

ロシアの暫定自動車輸入関税について

ロシア政府は、今年1月に9ヶ月間の暫定措置として、輸入車への関税引き上げを行ったが、8月に開催された税制委員会で最低9ヶ月間の延長が決定された。
この結果、2010年7月まで現在の税率が適用されることとなった。

1月の関税引き上げは、国内の自動車産業保護の目的で実施された。それ以後、輸入は新車73%、中古車94%のマイナスと急減し、結果的に国内販売における国産自動車のシェアが拡大した。

政府はこの効果を強調するが、輸入車減による関税収入もほぼ半減し、関税引き上げの措置に疑問ももたれている。

2009年7月の輸出統計から

2009年7月の中古車輸出台数は、5万7544台となった。
前年同月の12万7651台に比べると54.9%の減少。台数で7万107台のマイナスとなった。

財務省通関統計に基づく国際自動車流通協議会の集計、分析から7月実績は、昨年10月以来の10ヶ月連続の前年割れとなり、前月より下落幅が大きくなった。前月比では2.6%増加。
仕向け地別では、チリがトップの6229台で首位をキープだが、前年に比べ53%減。平均車両価格は約27万円。2位は、アラブ首長国連合で5665台、前年比20%のマイナス。
ロシアは3位で4838台。前年の5万台超えから91%減、平均車両価格も10万円の下落であった。ロシアは輸入自動車の暫定関税を最低9ヶ月延長が決定されて、回復するのはしばらく先送りになりそうである。

7月の輸出減少分のうち、急減した2カ国のロシア、チリで全体の82%を占めている。従ってこの2カ国を除くと、減少分は1万2705台となり、海外での中古車需要の下落は限定的と言えるだろう。実際7月には上位25カ国の中で11カ国が前年比アップを記録している。

4位は南アフリカが復帰。前年比10%アップ。そのほか増加幅が大きかった国は、トルコ(約6倍)、アフガニスタン(約3倍)ミャンマー(77%増)、グルジア(58%増)である。

今年1月〜7月の累計輸出台数は、34万5533台となり、前年同期に比べ、58%の減少、台数で48万904台。

2009年 5月までの輸出統計 TOP20国

2009年 5月までの輸出統計 TOP20国 | 中古車輸出ビジネスの実務講座
順位国名1月2月3月4月5月合計
1アラブ首長国連邦4,4397,54310,82511,9997,18041,986
2ニュージーランド1,9192,6134,5224,9154,35718,326
3バングラデシュ1,8722,9262,6134,2445,65117,306
4ロシア2,4252,2903,9144,1884,42117,238
5ケニア1,3192,6064,0665,0343,25916,284
6南アフリカ共和国2,0052,1002,5263,4932,62912,753
7チリ4346152,1094,2863,51710,961
8フィリピン1,2671,6902,0462,1351,8058,943
9ウガンダ1,3831,3172,2341,8081,0997,841
10タンザニア9381,2281,5611,5751,2816,583
11マレーシア6051,1891,5961,5621,3296,281
12ペルー3766711,3762,5449345,901
13タイ7798871,1191,5691,4395,793
14スリナム6041,0491,3081,4078055,173
15香港3893257008577393,010
16キルギス5188245914532762,662
17ミャンマー2003455056105502,210
18アフガニスタン2943054785625662,205
19シンガポール3263494235145322,144
20パキスタン1194785775294002,103

ロシア:暫定自動車輸入関税の行方

2009年1月12日から執行されたロシアの暫定自動車輸入関税が、9ヶ月の暫定処置であることを知らなかった人もいるのではないでしょうか。

暫定自動車輸入関税(輸入車全体にかかる関税税率)は、ロシアが自国の自動車産業の保護の下に執行されたものだが、9ヶ月という暫定処置であった。この暫定関税処置が延長される可能性についての続報をお送りします。

ロシア経済情報ナビによると、1月より引き上げられた自動車輸入関税は9ヶ月という期限付きであったため、多くの自動車愛好家、輸入業界が9月になれば、関税率が見直しされると期待していた。しかし、産業貿易省のデメンチエフ副大臣は、「新車に関しても、中古車に関しても、輸入関税の見直しは予定されていない」と語っている。とボストクメディア紙が伝えている。

ロシアとしても、今回の暫定自動車輸入関税の見直し以降、極東ロシアを中心に、デモや輸出入貿易による税収の減少についてまったく考えていないとは思えない。暫定税率の廃止や税率引き下げの可能性も大いに考えられる。暫定税率期間まで後5ヶ月あまり。ロシア政策動向から、大統領の一言で大きく変わる可能性もある。

ロシアの暫定自動車輸入関税が廃止、税率引き下げが行われれば、また以前のような盛り上がりも期待できるであろう。

新型プリウス早くもオートオークションに

先月中旬に発売されたTOYOTA新型プリウスが早くもオートオークションに姿を現しメーカー希望価格を大きく上回る約290万円という金額で落札された。

受注が殺到し生産が間に合わず既に半年近く納期を待たされるという状況が、すぐに手に入る中古市場にユーザーの目を向けさせた格好だ。

加熱するハイブリッドカー人気の裏には、新車登録から13年たった車を廃車にしてHV車を購入すると補助金(最大25万円)が出るという政府の景気対策も大いに関連していると思われるが、このような商品そのものにプレミアがついているような現状をみると、その効果にも疑問を感じざるを得ない。

日本なら廃車にするような車も貧困国ではまだ大事な“足”であることも、もう一度考えたいところだ。

【コラム】運転免許〜アメリカでは

日本では、若者の自動車離れが進み高齢者の免許返納や高齢者講習などが議論される昨今であるが、アメリカは相変わらず“車社会”だ。

ちょっと歩けば電車の駅があるような日本と違い、なにしろ「車が運転できなければ生存権が脅かされる」という意識があるので余程のことがない限り免許は与えられ、そして滅多なことでは取り消されない。
車椅子でなければ歩けない老人であっても平気で車を運転して買い物に行く国なのである。

だからといって日本の免許を持っていれば運転できるわけではもちろんなく、日本人がドライブするには、それぞれの州の州法によりアメリカでの運転資格を得なければならない。日本人の多い州では日本語で試験を受けることも出来るなど敷居はさほど高くはないが筆記試験は日本語であっても実地試験が必要な州の場合は当然試験管の英語がヒアリングできなければアウトなので注意が必要だ。

試験官が助手席に乗り込んできて“OK,pull ot the car!”と言うが、その時に意味がわからず…では、その場で試験終了だ。「車を出して下さい」と言っているだから。

ただ、先述のようなお国柄でもあり筆記試験などは同じ日に何度も受けることができるし、答案はその場で採点され結果が不合格であれば、すぐに再挑戦が可能となっている。

免許の交付もその必要性に応じて各国さまざまな違いがあるようである。

 

 


【コラム】高速道路事情〜アメリカでは

3月28日、日本では高速道路「1000円で走り放題」が本格スタートして大いに賑わった。

こうした有料道路はアメリカでは「フリーウェイ」すなわち信号、交差点、道路標識に交通を妨げられない“自由な道路”と称されている。「Free=無料」という解釈をするのは間違いである。

しかしながら、アメリカではN.Y. やロスアンゼルスといった大都会の限られた場所以外では、そもそも通行料を取られることがない。よってETCは存在していてもさほど重要視されない装置となっている。

なにしろ合理主義なお国柄であるからして、「道路に入れば必ず出る」という考えのもと“(マンハッタン島に)入るときに倍額、出るときは無料”というジョージ・ワシントン・ブリッジなども存在する。島で生まれ育ち大人になってニューヨークに渡り二度と戻らないケースなどでは「完全無料」ということになる。
レアケースなのでそれはそれでいいのだ。日本ではちょっと考えられないシステムである。

さて、マンハッタンに入ると今度はFDRという高速道路がある。走っているうちにデジャヴを感じる日本人も多い道路である。

なぜか。それはこの道路が首都高速のモデルとされたものであるからだ。
首都高を走り慣れたものであれば、おや、と思って当然とも言えるこの道路は残念ながら米国内では「最悪の設計」との評価が定着している。

日本の首都高速が走り難いのには、建設時に参考とすべき道路を間違えたというこんな情けない裏話があったのだということを、運転中にイライラしたしたときなどには思い出して落ち着きを取り戻して頂きたいところである。

USS西東京がUSS埼玉会場として新たに誕生

3月6日 (株)USSが建設中であったUSS埼玉会場がにオープンした。

同会場は10年間USS東京みずほ会場(通称西東京会場)としてオートオークションを運営を行ってきたが、用地、敷地が狭くなったため埼玉県入間市の現地に移転した。

スタート当初の出品台数は1開催平均2000台以上、1年後を目処に3000台、成約率50%を目指す。 新会場は旧に値東京会場の敷地は倍増、施設は新設および増強した。

当日はグランドオープンオートオークションを開催し,出品台数4414台のうち成約2199台。 成約率は53.1%となり平均単価は44.3万円、ネット落札は50.4%となった。

2008年中古車の累計輸出

国際自動車流通協議会が財務省通関統計に基づきまとめた国別集計によれば、2008年の中古車輸出の累計は前年同期比で3.5%増加の134万7026台。年末からの落ち込みもそれまでの好調さで十分カバーできた様子だ。

仕向地上位の半数が前年比プラスとなっており、現在規制の強まっているロシアについても駆け込み需要などの影響もあって17%の増加を記録した。チリ、南アフリカ、バングラディッシュ、モンゴル、ウガンダ、タイ、ザンビアなども増加が顕著である。

反対に減少となったのは、上位国のアラブ首長国連邦、ニュージーランドをはじめ、フィリピン、UK、パキスタン、ジャマイカ、スリランカなど。

順位仕向地輸出台数
1ロシア563,369
2チリ123,944
3アラブ首長国連邦98,204
4ニュージーランド59,090
5南アフリカ47,797
6ケニア40,546
7ペルー31,790
8バングラディシュ29,259
9モンゴル26,256
10シンガポール26,078
11ウガンダ22,682
12マレーシア21,622
13フィリピン19,939
14タンザニア16,359
15スリナム16,020
16キプロス13,880
17ドミニカ共和国13,019
18タイ12,815
19アメリカ10,970
20イギリス10,578
21オーストラリア8,565
22パキスタン8,089
23トリニダード・トバゴ7,690
24ジャマイカ7,658
25香港7,479
26モザンピーク6,973
27キルギス6,731
28スリランカ6,052
29ザンビア5,478
30カナダ5,205
トータル---1,347,026

ロシア中古車輸入規制に撤廃要請の動き

輸入関税の大幅引き上げ、右ハンドル車の輸入禁止法案の提出など政府による中古車輸入規制の気配が強まるロシアだが、関税引き上げ後の日本車の輸入台数が大幅に減少したことが、国内の自動車業界や中古車輸送を担う船舶業界に大きなダメージとなっていることが明らかとなった。

これを受け、ウラジオストク港を有する沿海地方議会とサハリン州議会から関税大幅引き上げの撤廃を求める動きが出ており、国内では政府の動向に注目が集まっている。

輸出台数減少も仕向け先は多国化

日本中古車輸出業協同組合(JUMVEA)のまとめによると、08年10月までの統計ではアラブ首長国連邦などのこれまでの主要な輸出国に対しての輸出台数は減少しているものの、チリ、南アフリカ共和国、モンゴル、バングラデシュ、ドミニカ共和国といった新興国に対しては数字を伸ばしていることが判った。

ロシアについてもこの期間では増加となっているが年末の規制強化・関税引き上げが記憶に新しいようにマーケットとして急速に縮小しているためにこの大市場に向けて多くの台数を輸出していた業者などは大きなダメージを受けた。

対して新興国、たとえばチリは自由貿易地帯を持っておりボリビアなどの内陸国への再輸出が盛んであることで、モンゴルは右ハンドル車の規制がないなどのメリットがあることで台数を伸ばしている。アフリカの右ハンドル圏であるウガンダやタンザニアでは個人からの引き合いもあるなど世界的なインターネットの普及による販路の広がりが顕在化してきたようだ。

同統計で、10月までに前年0台から1台以上輸出した国は21カ国を越えている。世界的不況のなかにあっても優秀な日本の中古車に対する根強い需要を感じさせられる。

トヨタがソーラーパネルを採用した新型プリウスを発表、燃費改善9% 

12日、トヨタ自動車は北米国際自動車ショー(米ミシガン州デトロイト開催)で、主力のハイブリッド車「プリウス」の新型車を発表した。今回は3代目のプリウスとなる。今年の5月中旬から世界40ヶ国以上で発売される見込み。

1997年発売のプリウスは、ハイブリッド車の普及に一役買ってきた車種だ。累計販売数は120万台を突破している。新型プリウスは、電気モーターとガソリンエンジンのハイブリッド車であるが、3代目のプリウスは、ソーラーパネルも採用し、ソーラーパネルで発電された電力で喚起するシステムを採用した。その結果、エンジン排気量が従来の1500CCから1800CCになったが、燃費は約9%改善されたという。

今回のショーでホンダもハイブリッド車「インサイ」を出展しており、環境対策カーの先端技術を競う両者で火花を散らしている。トヨタの滝本正民副社長は「燃費は負けない。ホンダにもたくさん売ってもらい、競争したい」と話した。

関税引き上げーウラジオストクで大規模デモ 

「国産車保護」を名目に、輸入中古車の関税を来年1月から現状より5%以上引き上げるという政令に対し、ウラジオストクで大規模な抗議活動が行われている。

14日には数千人が、直後の20日にも1000人規模のデモが行われた。

ウラジオストクでは日本製中古車が9割以上を占めており、沿海地方では中古車関連の仕事に携わる人口が多く、今回の関税引き上げはこうした層からの強い反発を受けている。

アガスタが「輸出代行サービス」をスタート

株式会社アガスタは11月20日、株式会社ファブリカコミュニケーションズが運営する中古車検索サイト「車選び.com」と連携し、加盟中古車小売店向け「輸出代行サービス」の提供をスタートした。

中古車小売店は、自店で海外に販売を希望する在庫情報を選択し、「車選び.com」を通して、
PicknBuy24.comに提供するだけで、サイトへの集客や在庫情報の翻訳、販売は株式会社アガスタが行う。

2008年上半期の中古車輸出状況

国際自動車流通協議会のまとめで、今年2008年上半期の中古車輸出は前年同期と比較して13%増加であることが判った。台数にしておよそ81,000台の増加となる。

ロシア・チリへの輸出が好調なのに加え、モンゴル・バングラデシュといったアジア市場の急成長が主な要因と考えられる。

一方で、UAE・NZ・UKは低迷となった。

週間 中古車輸出ガイド

週間『中古車輸出ガイド』

中古車輸出業の実務講座の著者 三橋宣男が週間『中古車輸出ガイド』に掲載されました。

フジサンケイ ビジネスアイ紙掲載(2006年11月22日)

「フジサンケイ ビジネスアイ」掲載

【好機!】中古車輸出ノウハウ公開-横浜貿易株式会社 社長・三橋宣男-

この5年間で倍増の年間100万台市場と急成長中の中古車輸出業界。
1988年、まだ市場も15万程度だった当時に参入を果たした。いまや業界でも草分け的な存在だ。「自動車輸出をちゃんとしたビジネスにしたい」。一つの信念を経営に貫き通す。
「中古車輸出はもうかるらしいですよ」。知り合いの自動車ディーラーの一言に、ピンとくるものがあった。参入後やがて分かったのは「スクラップ同然の車を“メ イド・イン・ジャパン”の高品質車と称し、高値で売りさばく不届き者がいる」という実態。その多くは輸出国から買い付けに来た外国人だった。
「このままだと高性能を誇る日本車のイメージが悪くなる。日本人が肩身の狭い思いで日本製中古車を売る羽目になる」

“憂国”にも似た優しい感情に突き動かされ、取引の正常化の旗振り役となった
まずは優良業者のネットワーク形成と中古車輸出業の認知度アップなどを狙い、業界全体の設立に参画。96年、日本中古車輸出業協同組合を誕生させた。設立当初から理事を務め、英国などの新市場開拓や盗難車、違法改造車など不正輸出の撲滅に力を注ぐ。

次に挑んだのが人材育成だ。独自の通信教育「中古車輸出業の実務講座」を99年に始めた。ビデオなども含めた豊富なテキスト類はすべて手作り。中古車輸出のノウハウを余すところなく公開した。
当初、誰もが秘密にしておきたい商売の手の内を明かすことに「あいつはおかしいのか?」と冷ややかな同業者も多かった。しかし、「世界中どこに行っても勝負 でき、高い志を持った輸出商を育てたい。それが業界の発展にもつながる」と意に介さなかった。最近は「簡単に独立開業!ウハウハもうかる」などと触れ込ん だセミナーや通信教育も増えてきたが、「決して甘い世界じゃない」と“厳しさ”も包み隠さず教える。

これまで市場の伸びにも踊らされず、堅実経営に徹してきた
つらい経験があるからだ。
かつては海産物問屋、飲食店チェーンなどと幅広い事業に手を出していたが、急激な拡大で資金繰りが悪化、社員の横領などの不運も重なり、倒産の憂き目にあった。「手形の一部が暴力団 関係者に回り、自宅や両親の家までも失った。組事務所に監禁されたこともある」。中古車輸出は“倒産地獄”からの再起をかけた事業だった。
やっと分かったことがある
「“社会貢献欲”が“私欲”を超えた時、ビジネスも自然に成長していく」と。
(中山忠夫)


三橋・宣男
みつはし・のぶお
慶大商卒。海産物商などの事業で一時は年商38億円に達したが1987年倒産。
翌年に中古車輸出業を始め、90年に法人化。通信教育はこれまで600人以上が受講。
電話でのアフターフォローにも定評がある。中には5年以上、面倒を見続けている教え子も。

 

「フジサンケイ ビジネスアイ」紙上にて“中古車輸出業の実務講座”の著者である三橋宣男が紹介されました。
(2006年11月22日付)