| デフリンピック中止「選手が気の毒」(2011/02/15) |
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聴覚障害者のオリンピックとしてスロバキアのヴィソケ・タトラ市で18日から開催予定だった第17回冬季デフリンピックが中止になったことが14日までに分かった。理由は開催地側の資金不足。青森県からは既に現地入りした選手もおり、県ろうあ協会(谷崎利巳会長)は「大会を目指して練習してきた選手の気持ちを思うと非常に残念」と無念さをにじませ、支援者からは憤りの声が上がった。 県内からは男子カーリングに出場する荒谷淳一さん・飛翔さん親子(東北町)や出河洋志朗さん(八戸市)ら、アルペンスキーとスノーボードも含めた3競技に選手7人とスタッフ2人が参加予定だった。うちスキーとスノーボードの3人は既に8日に現地入りしていた。 突然の中止の知らせに、八戸市ろうあ協会の中川原輝信会長は「出河さんは初出場。練習の苦労を思うとさぞや悔しかろう」と心中を思いやった。 荒谷淳一さんが勤務する乙供塗装店(東北町)の乙供悟代表は「一方的な都合で、主催者側に憤りを感じる。頑張ってきた選手たちが気の毒だ」と怒りをあらわにした。 全日本ろうあ連盟デフリンピック派遣委員会事務局は15日、出発前の選手らに対し、成田市で中止の経緯や今後の対応について説明する。また、現地入りしている選手の帰国手続きも進めている。 |
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