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ロシアが大連で四島投資促進会 1月下旬、水産事業を説明

(02/18 08:38)

 【大連佐藤千歳】北方領土でロシア企業と中国、韓国企業との合弁の動きが表面化している問題で、ロシア側が1月下旬、中国遼寧省・大連で中国企業を対象に「投資促進会」を開いていたことが17日分かった。同省の複数の関係者が明らかにした。ロシア側が四島の「非日本化」を狙い、第三国企業に積極的に進出を働きかけていた実態が明確になった。

 投資促進会でロシア側は、水産物の養殖や輸入、販売に関わる大連周辺の企業を集め、北方領土の投資環境や水産加工業の状況を説明した。

 同省瀋陽でナマコ養殖の企業を経営する男性は「複数の業者に繰り返し参加の誘いがあった」と話す。

 ロシア漁業庁は、北方領土での合弁事業に「大連だけで3社が参加を希望している」としており、この投資促進会がきっかけとなった可能性がある。

 北方領土を事実上管轄するロシア・サハリン州政府は昨年4月、四島を含む同州への投資を呼び掛ける催しを韓国・ソウルで開催したが、北京の日中外交筋は「北方領土に限定した投資促進会は中国で初めてではないか」としている。<北海道新聞2月18日朝刊掲載>

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