(cache) 紅白戦で永田が主力組　J1浦和

2011年2月18日(金)

紅白戦で永田が主力組　J1浦和

チームに合流したＵ－２２日本代表の岡本（中央）と高橋（右）＝１７日午後、大原サッカー場

　１５日に鹿児島合宿を終えた浦和は１７日、１日のオフを挟み、大原サッカー場で練習を再開した。

　この日は午前と午後の２部練習を実施。午後は紅白戦を行い、主力組のセンターバックに新潟から移籍した日本代表ＤＦの永田が入り、山田暢とコンビを組んだ。サイドバック右は平川、左は宇賀神で、柏木と鈴木がボランチに入った。

　前線はトップ下のマルシオリシャルデスを固定させ、そのほかのエジミウソン、田中、原口、マゾーラ、原、エスクデロのアタッカー陣を入れ替えて連係を試した。

　一方、鹿児島合宿の期間中に行われたＪ２京都との練習試合で負傷退場した山田直はこの日、フルメニューをこなした。本人も「大丈夫です」と話し、問題はないようだった。

群を抜いた破壊力　“お披露目”へ順調　マゾーラ

　破壊力は群を抜いている。シュート練習では、蹴る瞬間の音がほかの選手と違う。重そうに響き、次々とネットを揺らす。ゲーム形式の練習では、スピードが際立つ。左ＭＦに入ることが多く、球を持つと相手ＤＦを振り切ってゴール前へ突進。「シーズンに向け、いい準備ができている」と充実した表情を見せる。

　２０日には大宮とのプレシーズンマッチ。出場する可能性も高く、「いい試合をして、みんなで勝ちにいきたい」と意気込む。今季初のさいたまダービー。サポーターへの“お披露目”には最高の舞台だ。

ホープ３人が合流

　Ｕ－２２（２２歳以下）日本代表として中東遠征に参加した浦和のＤＦ高橋、浜田、岡本の３選手が１７日、チームに合流した。日の丸を背負い、アウェーでの厳しい戦いを経験。３人は「いい刺激になった」と口をそろえた。

　遠征ではクウェート代表に０－３で完敗したが、Ｕ－２２バーレーン代表戦は２－０で勝利。中東独特の雰囲気の中で戦い、高橋は「雰囲気にのまれないようにと思ったが、変に意識してしまった。大変だった」と苦笑い。それでも「要所では（らしさを）出せたと思う」と胸を張った。

　１８歳の岡本は「楽しく過ごせた」と充実した表情。ただフル出場したクウェート代表戦は完敗し、「連係がうまくいかなかった。１対１の対応や試合の入り方など、もっと詰めていかないといけない」と課題を挙げた。

　センターバックで２試合フル出場した浜田は、左太もも痛でこの日は別メニューだったが、「代表でもやれると感じた。Ｊリーグで活躍している選手もいて、自分も早くそうなりたいと思った」と刺激を受けた様子だ。

　チームではリーグ開幕に向け、ポジション争いがし烈。「アピールして、また代表に呼ばれるようにチームでしっかりやりたい」と高橋は切り替える。来年のロンドン五輪も見据え、浦和のホープ３人は、さらなる飛躍を目指す。

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