【ワシントン共同】米太平洋軍のウィラード司令官は17日、首都ワシントンで開かれたシンポジウムで、北朝鮮に新たなミサイル発射施設が完成したとの報道に絡み「近くミサイル発射実験が行われるとの兆候は把握していない」と述べ、近日中の実験はないとの見通しを示した。
一方で、北朝鮮が金正日総書記から金正恩氏への権力世襲の過程にあるとして「数カ月以内に新たな挑発行為を行う可能性が十分にある」との分析を明らかにした。
また北朝鮮のミサイル開発について、核兵器の開発とともに進んでいると指摘し「朝鮮半島だけではなく、東アジアや国際社会にとっての問題だ」と述べ、大きな脅威になりつつあるとの認識を示した。