国際サッカー連盟の年間最優秀選手に3回選出された元ブラジル代表のロナウドが、現地時間の13日に引退を表明しました。アメリカでは人気薄のサッカーですが、ありとあらゆるスポーツが好きな私はもちろんサッカーも好きです。あまりの身体能力の高さで体がついて行かず怪我をたくさんしてしまう、正に怪物の名に相応しい歴代最高のFWの一人でしたね。(個人的にはバルサ時代の彼は間違いなくペレ、マラドーナ以上の歴代最高)
このブラジルのロナウドの活躍する時代を観てこなかった若い世代の方々は、ロナウドと言えばクリスティアーノ・ロナウドの方を連想すると思いますが、両方の時代を知るサッカー・ファンなら間違いなくブラジルの「ロナウド」を上と考えると思います。私もやはりブラジルのこのロナウドが一番だと今も思っていますが、ポルトガルの「クリロナ」ももちろん今現在の世界最高レベルに君臨している選手だと思います。
新しい物好きの日本人にはクリロナの方が人気が出ると思いきや、ネットを見る限りでは根強いブラジル・ロナウドのファンが多いことに驚きました。おそらく私の想像以上にサッカーに詳しいファンが多いのだと思います。古い選手だろうが今出てきた選手だろうが実力ある選手に対してはしっかりと評価をしていますよね♪ 新旧問わずしっかりと分析できるのはよく見ている証拠だと思います。
「ジーパン」好き世界一と言ってもおかしくない程ジーンズ好きな日本人ですが、やっぱりジーンズも古い物から最新作まで良く知っていますよね(汗) 特に『ヴィンテージ』と呼ばれるジーンズに対しての知識は凄い!!単なる中古には無い価値を良く見いだしている…それがヴィンテージやアンティーク好きなお洒落な人々。
たとえ何十万しようとも、好きな人は本当に好きで買ってしまいますよね。ヴィンテージを理解できるのは日本人が本当にお洒落な証拠なのだと思います。単なる中古品(古着)として考えればお金などに値しない物になるはずです。古くても価値があると判断できるのはジーンズをそれだけ良く研究しているからこそだと思います。
古いから「進化していない」「時代遅れ」ではなく、当時のクオリティの高さや、手作り職人の力が注ぎ込まれた「一本」の良さを知っているデニム玄人さんが日本には多いのだと思います。現在の利益のみを考えた大量生産にはない品質の高さと味。研究すればする程その違いが分かるものなのでしょうから。
ヴィンテージを知る人=本気で物を研究した玄人だと私は思います。新作のチェックは雑誌に目を通せばできますが、古くて価値がある物の情報を得るのは簡単なことではありませんよね。今でこそブームのお陰で「ヴィンテージ」特集なんて本が出版されたりしていますが、あれも正しく私たちと同じマイノリティの「玄人」さん達がメディアを動かした形ですよね。それまではヴィンテージ・デニムの情報なんてほとんどありませんでしたから。
私自身はあまりヴィンテージ・デニムにハマったことはありませんでしたが、そのカッコ良さには正直惹かれた時期は少なからずともありました。ポルトガルのクリロナが最新の流行デニムなら、ブラジルのペレやロナウドは1950年代〜60年代ぐらいまでのヴィンテージ・デニムとでも言ったところでしょうか。その両方を知るからこそ一番カッコいい「スタイル」を追求できるのだと信じます。
16〜7年前の話になりますが、大変お世話になった先輩のお話をさせていただきたいと思います。その方はもともと20代半ばで古着屋として開業したのですが、90年代のヴィンテージ・デニムの流行を作った重要人物の一人でした。その後古着ブームが去るのを先読みし、路線変更をして某「裏原」ブランドを立ち上げます。そこでも大成功を収めた私の先輩は、類い稀なビジネス・センスを持った凄い方です。(現在は一線から退いていますが)その人はヴィンテージの価値をいち早く見いだしただけでなく、数少ない超レアなリーバイスなどを発掘するプロでもありました。
☆その人の成功を収めた「秘密」ですが☆
当時一般的に古着のバイヤーや専門業社は、L.A.などの古着バイヤー専門の倉庫などに買い付けに行くのが主流のようでしたが、私の先輩は他とは全く違う考えの持ち主でした。
その当時米国に住んでいた私のところに、ある日その人から仕事依頼の電話がかかってきました。私が依頼されたのは、全米中のリーバイスを取り扱う工場や倉庫の電話番号を調べる…と、ここまでは誰にでも想像ができる範囲だと思いますが、ここからが普通と違いました。
「電話をかけてつながらない所だけをリスト・アップしてくれ」と言われたのです!!!
電話がつながらない=倒産している会社。私の先輩はそこに着目したのです。リーバイスの古いXXやビッグEなどは、倒産している倉庫だからこそ「宝」が埋もれていると考えたのです。
その作戦は見事に成功し、新品もしくは新品同様の40年以上前のジーンズをたくさんみつけることができたのです。しかも倒産している倉庫や工場が相手なので買値は…言うまでもありませんよね(笑) その宝「ジーパン」でひと財産(私にとっては莫大な)を築いた先輩は、その後「裏原」ブランドのブームの火点け役の一人となっていくのです。
もし私の先輩が他の同業者と同じ考えで毎月L.A.に行ってグラム数で売られる「古着」を買い集めていたのであれば、一般的な個人商店「古着屋」で終わっていたことでしょう。そしてその後の古着ブームの終わりと共に時代の流れに乗れないまま終わった可能性は大ですね。
現在その先輩はアパレル業界の一線から退いて別の業界でバリバリ仕事をしていますが、相変わらず「ヴィンテージ」のリーバイス501に自分の起こしたブランドのTシャツを着ています。時代の流れを気にしつつも、自分の好きなスタイルを貫き通すのはとても素晴らしいと思います。個人的に古着やリーバイスを着ることはほとんどありませんが、ジャンル違いでもこだわりを持つ人間はいつ見てもカッコ良いと思います。それが成功を収めた人ならなおさらですよね(^^)v
ご自身で起こしたブランドが「現在流行」ならば、古いリーバイスは「ヴィンテージ」ですね。ヴィンテージと今の流行りその両方の「融合」が、この時の勝利(ビジネス戦略での)につながったのだと私は感じます。過去に対して理解を示し、現在の流れにも乗り遅れない…きっと私の先輩の頭の中は、とても柔らかいのだと思います。しかも当時のマイノリティ(古着一派)はメディアまでも動かし、そして日本中に流行りをもたらしました…
さてさて、そろそろカーオーディオに移りましょうか(笑)
現在のカーオーディオ・シーンは過去を「時代遅れ」としか考えられていないような気がします。いや、新製品を売る必要があるメーカーは、過去を否定するしかないのかもしれません。
デジタルが主流の現在で、アナログ=時代遅れと考えるのは大きな間違いだと思います。だって過去があるからこそ現在の進化があるわけですし、例えば若者が馬鹿にする「ハゲた」おっちゃん達が日本の高度成長期を支えた「偉大なる先輩方」なのですから。現在の裕福な日本はハゲによって作られたと考えてもいいぐらいです。良い時代も不景気も知っている彼らの経験と知識はハンパじゃないですからね(汗) 不景気?とんでもないです…飯もろくに食えない発展途上国に比べたら日本は大金持ちな国ですから。。(私は幸いにもハゲてはいません)
それに昔の物より現在の物の方が必ずしも優れているとは限りません。アメ車にしてもジーンズにしても50年前、60年前の物の方が遥かに丈夫だったり、まだまだ活躍している車もたくさんありますよね。それはその時代に丁寧に作られていた証なのだと思います。10年落ちの日本車なんて…って思われちゃうのは乗り換えをさせる為のメーカー戦略に引っかかっているのか、それか大量生産物だから一台一台が昔ほどのこだわりがない車になってしまったからなのかもしれませんよね。
5〜60年前のアメ車が今でも走れる理由は、アメリカが「本気で作った時代」の車だからだと感じます。壊れないのはメーカーがその時代にどれだけ一生懸命物を作ったかどうかによりますよね。とてもじゃないけどダサイし壊れるから乗れない物もあるだろうし、逆に20年たっても「このデザイン」には敵わない!とか「マジ丈夫だよね」って今でも乗りたい車もありますもんね!!
★カーオーディオにも同じことが言えると思います★
先日オートメッセに行く機会があり、その時にジェダイ・マスター堀間氏のお店へ行くことができました。堀間氏はデジタルとアナログの両方を熟知されている方ですが、私がアナログへの興味を示すと「ヴィンテージ・カーオーディオ」についてたくさん教えてくださいました。そこで私が学んだのはアナログ=過去の産物ではなく、一部の「アナログ」こそカーオーディオ界での「ヴィンテージ」なのだということです。もちろん全てがヴィンテージとはいきませんが、昔の物の中には現在の物を凌ぐレベルの物が存在していた事実を知ることができたのです!それは素人の私にとって革命が起きた瞬間でした。何が凄いって…音が。。マジ凄いですから。
全ての古着のジーンズが「ヴィンテージ」というわけではないですよね。何年式のどこどこのブランド…それと同じようにカーオーディオも年式とモデルによって一部が「ヴィンテージ」の名に相応しいようですね。いつもお伝えしているように私は素人で業界人ではないので、ここではあえて固有名詞を出して一部メーカーやモデルを宣伝をするつもりはありません。ですのでもしご興味がある方は「Clap aka HIS」を検索して掘間氏に聞いてみてください。とっても丁寧にしかも優しく教えてくださいますよ〜♪
リーバイスのビッグEのカッコ良さはリメイクや今の流行りのジーンズにはどうしても無い「味」と「スタイリッシュ」な部分がある様に、ヴィンテージ・カーオディオにも現在の物には出せない「音」があるんだと思います。
過去があるからこそ現在と未来があるのだと思います!ファッションもカーオディオも音楽もみんなどれも同じように…その中でファッションは過去の良さに気づき「古着」ブームがきましたよね。
そうそうアメリカはそこらへんのセンスはピカイチですよね♪クライスラーにしてもフォードにしてもGMにしても過去のボディ・スタイルの現代バージョンをリリースしまくってますから。過去と現在のデザインの「融合」をうま〜くしちゃってますよね♪
音楽だってネリーFeat.ケリー・ローランドの大爆発ヒットした「Dilemma」だって1983年にリリースされたパティ・ラベルの「Love, Need And Want You」ですし、50centの「21 questions」だってバリー・ホワイトの「It's Only Love Doing It's Thing」です。ジェニファー・ロペス feat.LL・クール・Jの「All I have」も1982年のデボラ・ロウズ 「Very Special」をサンプリングしてます。先日DODの楽曲紹介の掲示板にも書かせて頂いたビギーの「Big Poppa」だってアイズレー・ブラザースの「Between the sheets」ですから♪ここには書ききれない程のたくさんの現在と過去の融合された曲があります。サンプリング技法を使ったこのスタイルが認められているのは、現在と過去の融合!それとやっぱり過去の作品が優れていたからだと思います!
さあ皆さん!カーオーディオの出番ですよ〜♪私たちマイノリティが次の「流行り」を作る時が来たと思ってください!現在のメーカー主動型のシーンではなく、逆に「時代を引っ張るべき」は私たちオーディオ好きなマイノリティですよ〜♪ そりゃ新しい物を買わせたいからメーカーは色々なコンテストなどを開いて「新しい物」の良さや必要性をアピールします。でもそんなメーカーの思惑に乗らずに私たちは私たちで「我が道」を進むべきだと思います。日本の現在の主流とされる音質?だけ!ですか?そんな作られた「メーカー戦略」には乗らず、開国して外にも目を向けましょうよ♪♪海外では現在進行形の「過去と未来の融合」されたスタイルを、国内のカーオーディオ・シーンに取り入れて行きましょうよ!そうです♪私たちでメディアやメーカーを動かして行くんです!!!!!!!!!!!!!
先ほどTVで世界的に活躍されているデザイナーの石岡瑛子さんが言ってましたよ〜♪
世界の第一線で活躍する彼女が求めているのは、
独創的「original」
革命的「revolutionary」
時代を超える「Timeless」
の3つだそうです。さすがに凄いな〜って感じました。
だってここでも「時代を超える」必要性が出てきたんですもの!超一流の石岡さんだって時代を超える必要性がどれだけ大事なのかをTVで語っているのですから^^
今のカーオーディオは「time alignment」ばかりを重視していますが、本当に必要なのは「time less」の方なのだと思います。これからはタイム・アライメントよりも時代を超える「タイムレス」なカーオディオ!!!!!これしかないですね!ということで本日の私の出した結果は〜、次のカーオーディオの流れ=「タイムレス」です(笑)
はいはい…皆さんのご意見お待ちしておりますです。
あ…本当の意味での
エコって、いかに一台の車をどれだけ大切に長く乗るのかだと思います。古くても新しくても長く乗ることが本当は大事ですよね♪
だからカーオディオも古くても大事に使ってあげる必要があると思います。
一体ここ日本で何人のインストーラーさんがアナログとデジタルの両方を熟知しているのか…少ないですよねできる人って(涙)
ペレ、ジーコ、ロナウド…過去の選手が活躍してくれたからこそ現在の技やテクニックが生まれたのだと思います。長友〜♪頑張れ〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!