日本相撲協会で八百長問題の実態解明を進める特別調査委員会は17日、横綱白鵬の付け人を務める三段目の光法(29)=宮城野部屋=から、東京都内のホテルで聞き取り調査を行った。メールに関連して名前が出た14人を含む調査対象の92人以外で面接を受けたのは、光法が初めてとみられる。
相撲協会関係者によると、横綱、大関陣による八百長疑惑を報じた17日発売の週刊誌で、星のやりとりの仲介役とされた力士が光法とみられることが聞き取りの理由。面接は約1時間で終了し、光法は八百長への関与を否定したという。
また、特別調査委は相撲協会に対して八百長を認めている竹縄親方(元春日錦)からも約1時間、聞き取りをした。
情報提供を求める「ホットライン」が16日に始まった。特別調査委の聞き取り調査では既に、14人以外の関与を示唆する証言も出ているとされる。
現時点で特別調査委が関与を認定しているのは4人で、そのうち十両清瀬海は関与を否定。望月浩一郎委員(弁護士)は「本人が否認しても、刑事事件と一緒で、総合的に判断する」と述べ、今後も客観的な証拠などから関与を認定する方針を明かした。
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