20日に我々,行動する保守(排害勢力)では竹島問題に関してデモをするのですが,これに関連して保守運動の方向性について一言,感ずる所を述べます。
当方はいつも言うように,デモは選挙の事前活動だと見なしているので,こういう選挙がない時期には基本的に意味がないと考えています。しかし,この竹島問題だけは時期に限らず常に重要でデモをやる価値があります。そのことは我々の運動の方向性と関係しています。
各保守系団体の運動の方向性として,在特会は支那問題も取り上げないわけではありませんが,やはり在日問題が中心です。主権回復は両方取り上げますが,酒井先生の影響かどちらかと言えば,支那問題の方が比重が高いと言えます。
また,行動する保守(排害勢力)のライバル団体たるチャンネル桜・頑張れ日本は,元々,台湾問題から入っていますから,当然,支那問題一辺倒です。
当方の考えでは,保守運動はやはり在特会と同じように在日問題から入るべきだと考えます。その理由は2つあります。
第1は,支那人と南北朝鮮人とでは,やはり日本社会への浸透度ではダンチに差があることです。特にその差は政界やマスコミなど国家の根幹部において多大です。いわば日本は内部から崩されていることになります。
したがって我々がいくら支那がどうの南北朝鮮がどうの非難したところで,余り意味がありません。自分の国の根幹部を敵国民に握られているのに,海の向こうにある外国を非難したところで,犬の遠吠えにもならないからです。
第2は,いつも人口侵略ではなく人口誘致だと言っているように,支那問題は政治問題というよりは,経済問題です。言い換えれば外交問題ではなく国内問題であるということです。このことは当会発足の動機にもなっていることであり,当会の第1回の活動趣旨にも,「移民問題は勝れて国内問題である。つまり中国や韓国が移民を認めよと要求しているわけではなく、国内の一部の勢力が叫んでいるのである。従って中国人や韓国人を批判したところでその声は消滅しない。」とあります(リンクは
こちら)。
では次の問題として,今回なぜ在日問題ではなく,竹島問題なのかということですが,それはまさに第1の理由と関係しています。要するに相手は自分が在日南北朝鮮人だと自称するわけではありませんし,我々もそれをなかなか見分けられないからです。そしてその唯一の峻別手段が竹島問題というわけです。いわば竹島問題は踏み絵あるいはリトマス試験紙です。
以上のとおりで当方はこの中では在特会の方向性を最も支持しますが,在特会の難点は幹部のほとんどが普通の勤め人なので,ほぼ土日に活動が限定される点です。したがってデモや一般市中街宣という初期的啓発活動から,特定の組織・団体に対する抗議活動や法的活動という具体的な成果を上げる運動になかなかステップアップできません。この点は桜井会長も意識しているようで最近,盛んに運動論を唱えますが,いかんせん意識の問題ではないので,笛吹けど踊れずです。
当会もこの点は悩みの種で,法的活動は何とか2つ係属中ですが,抗議活動は,11月22日,1月28日と2ヶ月に1回のペースになってしまっています。今まで他団体と共闘はしていないのでそれを始めようかと思いますが,そうなるとどうしても活動が制約されるので,痛し痒しです。
- 2011/02/18(金) 08:24:58|
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