中日新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 政治 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【政治】

造反「捨て身の覚悟」 離脱届提出した東海の民主議員

2011年2月18日 朝刊

会派離脱届を提出後、記者会見に臨む民主党の(左から)小林正枝衆院議員、笠原多見子衆院議員ら=17日、東京・永田町の衆院第1議員会館で

写真

 菅直人首相の政権運営に、民主党内から公然と反旗を翻す動きが噴き出した。小沢一郎元党代表に近い衆院比例代表の16議員が17日、民主会派からの離脱届を突きつけた。東海ブロック選出の4人も「マニフェストを守るため」との大義を掲げ離脱届に名を連ねるが、小沢氏サイドの政権揺さぶりとの冷めた見方も広がっている。

 「われわれ比例単独議員は、マニフェストを掲げた民主党として国民の負託を受けた。それを守らなければ存在意義がない」

 この日、16人は衆院事務局に新会派「民主党政権交代に責任を持つ会」の結成届を出した。同会幹事長に就任予定の岐阜県連所属の笠原多見子議員(45)は衆院総務委員会出席後、議員会館で机をたたき「捨て身の覚悟だ」とまくし立てた。

 「民主党」の看板で当選した議員たちだけに、離党や議員辞職を求める声もあるが、「党のマニフェストを守ろうと訴える側が、なぜ辞めないといけないのか」と反論する。

 愛知県連所属の大山昌宏議員(40)は「国民の目には、党がマニフェストを実行する努力を尽くしたと映っていない。執行部にまじめに考えてほしいという意思表示だ」ときっぱり。静岡県連所属の小林正枝議員(39)は「個人名ではなく党の名前で当選した。だからこそ選挙で国民に掲げたマニフェストを守る義務がある」と言う。

 16人のうち14人は、2009年の衆院選での初当選組。当時、陣頭指揮を執っていた小沢氏が出馬に「一本釣り」した面々が含まれるが、3議員とも「今回の行動とはまったく関係ない。小沢氏の処分とも別次元の話」と政治的な背景は否定する。

 ただ、東海地方の民主党関係者の間では「いずれも自分の選挙区を持たず、党の低迷が続けば再選は難しい。そうした比例代表議員らの不満を利用した小沢氏サイドの揺さぶり」との観測が流れる。

 小沢氏を支援する「一新会」幹部の衆院議員は「小沢氏や周辺が絵を描き、仕掛けたわけではない」と解説しつつも、「今後の展開はまったく読めない」と声を潜める。「党執行部が対応を誤れば、河村たかし名古屋市長の地域政党などとの連携も視野に、離党という選択肢も現実味を帯びてくる」と推測する。

 造反議員の一人は、2月6日の愛知県でのトリプル投票に触れ「河村市長の圧勝は、約束を守ろうという姿勢がぶれないからだ。国会議員は、感覚がまひしているのでは」と吐き捨てた。

 離脱届を提出した衆院比例東海ブロック選出の議員

  氏名   年齢  元職

笠原多見子 45 岐阜県議

三輪 信昭 68 愛知県議

小林 正枝 39 衆院議員秘書

大山 昌宏 40 衆院議員秘書 (敬称略)

 

この記事を印刷する

PR情報



おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ