京都市でタクシーを盗んだ疑いで会社社長逮捕 酔って自らタクシーを運転、自宅に帰る
京都市で、設備工事会社社長がタクシーを盗んだ疑いで逮捕された。当時、タクシーの後部座席で酔いつぶれていた男は、警察に相談しようとしたタクシー運転手が車を降りたところ、自らタクシーを運転し、自宅まで帰ったという。
タクシーの後部座席で酔いつぶれていた男は、突然、運転席に乗り移り、タクシーを運転し始めた。
タクシーを盗んだ疑いで逮捕されたのは、京都市の設備工事会社社長・野口哲司容疑者(56)。
警察の調べによると、野口容疑者は2月6日午前1時ごろ、京都市山科区の飲食店で酒を飲んだあと、タクシーに乗った。
運転手に道を指示する野口容疑者だが、かなり酒に酔っているのか、ろれつが回らない様子だった。
そして、野口容疑者の指示によって到着したのは、山科警察署だった。
困り果てたタクシーの運転手が、警察に相談しようと車を降りたところ、野口容疑者は信じられない行動をとった。
男は、タクシーの運転手が署内に入ったのを見計らって、自ら運転席に移り、そのまま自分で運転して自宅まで帰ったという。
野口容疑者は、自宅を目指してタクシーを運転。
タクシーはおよそ20分後、山科警察署から1kmほど離れた野口容疑者の自宅の前で見つかった。
タクシーに設置されている防犯カメラの映像や、GPSの追跡記録が決め手となり、野口容疑者はあえなく御用となった。
警察の調べに対し、野口容疑者は「早く家に帰りたかった」と容疑を認めている。
(02/17 18:22 関西テレビ)