チョコボール「商標侵害」 森永製菓、名糖産業を提訴森永製菓(東京)がロングセラーのチョコレート菓子「チョコボール」の商標権を侵害されたとして、名糖産業(名古屋市)にアイスクリーム「徳用チョコボール」の販売差し止めや6千万円の損害賠償などを求め東京地裁に提訴したことが17日、分かった。 同日の第1回口頭弁論で、名糖産業は全面的に争う姿勢を示した。 訴状によると、森永は1965年から「チョコレートボール」を販売。69年から名称を「チョコボール」に統一し、主力ブランドに育て上げた。2009年に名糖のアイスクリームの存在を知り、「チョコボール」の名称を使用しないよう求めたが、名糖は応じなかったと主張している。 これに対し、名糖は、59年から「チョコボール」という商品名を使用しており、広く認知されている場合に引き続き商標を使える権利(先使用権)がある、と反論している。 【共同通信】
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