恐怖指数:上場投信、順調 初日売買7200万円超

2010年12月20日 19時53分 更新:12月20日 20時14分

 金融危機や有事の際に急上昇し、投資家の不安心理を反映するとされる「恐怖指数」に連動する上場投資信託(ETF)が20日、アジア市場で初めて大阪証券取引所に上場された。初日の売買代金は7200万円超と「順調な滑り出し」(関係者)だった。

 恐怖指数(ボラティリティー・インデックス、VIX指数)は、米国主要500社の株価を基に算出する株価指数「S&P500」のオプション(将来、一定価格で売買する権利)価格から算出され、08年秋のリーマン・ショックや今年5月のギリシャ財政危機の際に急上昇した。

 大証のETFは、投信運用大手の国際投信投資顧問が商品化して上場。株価に反比例した動きをするため、相場急落時に保有株の損失をカバーしたい投資家などの利用を見込んでいる。【田所柳子】

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