大トラブルの序章
検査員は怒鳴った。
「ボンネットを開けろって言ってんだよっ! ユーザー車検と言うのは全部自分でやるんだぞっ! そんな事も知らんのかーっ!」
「すす すみません。」
俺は相手の剣幕に押されて慌ててボンネットを開けようとしたが、焦ってなかなか開けられない。
「なんだ、ボンネットの開け方も知らんのか? あんた初心者?」と馬鹿にしたような口調でほざきやがった。
ボンネットを開けると何やら車体番号?みたいのをチェックしている。
しかし焦った俺が中途半端にボンネットのふたを開けていたので首を突っ込んで調べていた検査員の頭上に落ちてきた。
バシャン!
「イテーっ! なにするゥ! お前わざとやったなー!」
「いえ、とんでもございません。引力の法則に従って落ちてきただけでしてェ。マジ勘弁」
初っ端からトラブルの連続だ。
しかし、これはこのあと起きる大トラブルの序章にしか過ぎなかったのだ !!
2ちゃんねるで僕の記事を嘘だデタラメだと罵っている人が幾人かいますが、最近のユーザー車検の検査員の態度は
昔と比べればだいぶ良くなってきているようですが、まだ一部地域の一部スタッフは人に対する態度や言葉使いでない検査員がいるのも事実です。
また検査手順や細かいやり方も車検場によって微妙に違う事がある。
自分がいつも受けているユーザー車検場のやり方が全てだと思わないように。