中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > 芸能・社会 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【芸能・社会】

玉木宏 清張新解釈 「砂の器」若手刑事の目線描く

2011年2月17日 紙面から

松本清張の名作「砂の器」で初共演する玉木宏(右)と中谷美紀

写真

 俳優玉木宏(31)と女優中谷美紀(35)主演のテレビ朝日系「松本清張ドラマスペシャル 砂の器」が3月12・13日の2夜連続で午後9時から放送されることが16日、分かった。初コンビを組む2人と共演の佐々木蔵之介(43)、小林薫(59)に加え、加藤あい(28)、大杉漣(59)、西村雅彦(50)、小林稔侍(68)、橋爪功(69)ら豪華な追加キャストも明らかになった。

 「砂の器」はこれまで何度も映像化されてきた松本清張不朽の名作。若手刑事・吉村を演じる玉木は「吉村の目線で描かれるのは今回が初めて。出世や手柄を挙げたいといった欲ではなく、刑事としてただ真実を知りたいという情熱を持った吉村を大事に演じていきたい」と意気込む。

 中谷は原作にはないオリジナルキャラクター、吉村の恋人で新聞記者の山下洋子役だ。同じ清張作品の映画「ゼロの焦点」で好演をみせた。「あのときは辛い役でしたので撮影中はうつうつとした気分でしたが、今回はまったく逆の緩衝材的なおちゃめな役。運命に翻弄(ほんろう)される悲しいストーリーの中にあって、1人だけマイペースな洋子を明るく楽しく撮影させていただいています」と笑顔をみせる。

 そんな中谷との共演について玉木は「洋子は、当時としては先端を行く珍しいタイプの女性。それを中谷さんが生き生きと魅力ある女性として演じてくれている」と絶賛。中谷も玉木について「まじめな方。お若いのに礼儀正しく、スターであることと一個人であることのバランスが良い」と話す。

 撮影は1月初旬にクランクイン。現在は京都を中心に関西方面で撮影が進む。昭和という時代設定に玉木は「現代劇のようにせわしなくないので、一つ一つのシーンをじっくりかみしめながら演じています」と、ドラマの世界観を堪能しているようだ。

 ◆「砂の器」 昭和35年12月11日未明、東京・蒲田駅構内の操車場で顔をつぶされた初老男性の他殺体が発見される。警察の聞き込みにより、事件前夜にバーで目撃された男性ら2人組の存在が浮上。被害者が東北弁のような言葉を使っていたことや、犯人らしき男が「カメダは相変わらずでしょうね」と話していたことを手掛かりに、大規模な捜査が始まる。吉村刑事は山下記者から「カメダ」とは秋田県の「羽後亀田」ではないかと助言を受け、秋田へ向かったのだが…。

 

この記事を印刷する

PR情報

Ads by Yahoo!リスティング広告



おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ