中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > プロ野球 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【プロ野球】

ハム中田3戦3発 絶好調ダ〜ン

2011年2月17日 紙面から

4回裏1死、中田が右中間にソロを放つ

写真

 日本ハム・中田翔内野手(21)のバットがまたもや爆発した。16日に行われた阪神との練習試合。4回に対外試合3戦で3発目となるソロ本塁打を放った。8回には投手強襲の同点適時打を放ち、4打数3安打2打点の大暴れ。開幕スタメン入りを猛アピールした。

 鋭いスイングから繰り出される打球が若虎たちを次々に打ち砕いた。“翔タイム”の号砲は中田らしい当たり。4年目の成長を証明する技ありの一発だ。

 4回の第2打席。鄭凱文(ジェン・カイウン)が2球目に投じた内角低めの直球をうまくおっつけて逆方向へ。打球は風に乗り、右中間のフェンスを越えた。「結果オーライですよ」と控えめな中田には笑みが浮かんでいた。

 「キャンプで取り組んでいることがすぐにできた」。脇を締め軸回転で打つ米ツインズ・西岡直伝のフォームの完成はもう間近。昨年まで苦手だった内角攻めも苦にしない。「軸回転をすることで(内角球を)見極められる。できたからこそ右に飛ばせた」。確かな手応えを感じていた。

 自信がさらなる好結果を呼ぶ。8回は同点に追いつく一撃。これも技ありだった。内外角へ変化球を投げ分け、体勢を崩しにかかる川崎。でも、動じない。ファウルで4球をカットし、甘めの9球目をセンター返し。このプロセスに中田は満足げな顔を見せた。

 「自分がやりたいことができたと思う」。首脳陣の思いも同じだ。福良ヘッド兼打撃コーチは「4打席目は価値ある安打」と高評価し、「今のままなら、開幕スタメンは近いとちゃうか」と語った。覚せいの気配が漂う。勢いはもう、止まらない。

  (川越亮太)

 

この記事を印刷する

PR情報

Ads by Yahoo!リスティング広告



おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ