2011年1月13日 22時52分
第1管区海上保安本部は13日、今季初の流氷をオホーツク海の紋別沖で観測したと発表した。ここ数日の冷え込みと北風の影響で、平年より4~5日早い観測だという。
紋別海上保安部の巡視船「そらち」が12日午後2時20分~3時ごろ、紋別港の北北東約100キロ地点の海上で、幅約50~150メートル、長さ約3キロの流氷帯を観測した。13日には、千歳航空基地の航空機が紋別の北東で、約40キロ南下した流氷を観測、撮影した。
1管によると、氷の結晶が水面にスープ状の層を形成する「グリーンアイス」や、直径2メートル以下の氷片が集まった「砕け氷」が多かったという。巡視船の初観測時の天候は曇り。北西の風2メートル、波高0.5メートルと、かなり穏やかだった。【坂井友子、渡部宏人】