2011年1月13日 18時54分
調査会社BCN(東京都千代田区)は13日、昨年12月の年末商戦でスマートフォン(多機能携帯電話)の販売台数が前年同月の約5.2倍に急増、同月の携帯電話販売台数全体の48.1%と、ほぼ半数を占めたと発表した。
スマートフォン市場はソフトバンクモバイルの「iPhone(アイフォーン)」がリードしてきたが、昨年12月までにNTTドコモとKDDI(au)の主力機種がほぼ出そろったことで急拡大した。同月の携帯電話販売台数のうち、ソフトバンクは7割、ドコモは5割、KDDIは3割がスマートフォンだった。
同月のスマートフォン販売台数のシェアは、ドコモが55.0%を占め、25.6%のソフトバンクを8カ月ぶりに逆転した。KDDIは17.0%。ドコモは10月発売の「ギャラクシーS」(韓国サムスン電子製)、12月発売の「リンクス3D」(シャープ製)と「レグザフォン」(東芝製)がいずれも好調だった。【乾達】