2011年1月12日 22時0分 更新:1月12日 22時42分
漫画「タイガーマスク」の主人公・伊達直人などを名乗る人物からの贈り物は12日も全国的な広がりを見せ、全都道府県で確認された。毎日新聞の集計では、昨年末以来、少なくとも計299件(12日午後2時現在)に達した。贈り物もさまざまな文具や食べ物など多様化し、小中学生が贈り主になるケースも出てきた。
贈り物はここ数日で多様化。プリンター5台が松山市の児童相談所に届いたほか、東京都町田市役所には、伊達直人を名乗る人物から現金2万円と、1万900円分の当たり宝くじが封書で届いた。
贈り主も伊達直人のほかに、「遅れてきたサンタクロース」「桃太郎」「星飛雄馬」「せんとくんの友人」などを名乗るケースも出ている。
高知市の児童養護施設「愛仁園」には12日、米15キロ、ニンジン10本、ジャガイモ26個などの食品が届いた。手紙には「そだちざかりのこどものために食べ物を少しでもどうぞ」とあり、田上庄吉園長は「善意の人に見守られている、一人じゃないんだという気持ちを子どもたちに伝えたい」と話した。