M・ジャクソン:専属医を正式起訴 過失致死罪で

2011年1月12日 11時31分 更新:1月12日 16時36分

 【ロサンゼルス吉富裕倫】歌手マイケル・ジャクソンさんが09年6月、麻酔剤の投与後急死した過失致死事件で米ロサンゼルス郡地裁は11日、専属医だったコンラッド・マーレー容疑者(57)を起訴する「十分な証拠がある」と判断。予備審理を終え公判へ移行することを決めた。

 検察側は2週間以内に起訴状を提出。裁判所は25日にマーレー被告の出頭を求め、今後の公判日程などを決める。

 4日から連日開かれた予備審理で弁護側は証人を一人も呼ばない代わりに、この日「医師が実際に何をしたのか証拠がない。マイケルさんが自分で麻酔剤を使ったかもしれない」と証拠不十分を主張し、訴追の取り消しを求めた。

 検察側は、マイケルさんに麻酔剤を投与し、トイレのため監視を一時中断したマーレー医師自身の捜査段階の供述などを引用し、「医師の行為でマイケルさんの命が絶たれた」と訴えた。

 予備審理は起訴するだけの証拠があるかどうかを裁判所が判断するための手続きで、立証のハードルは低く通常の事件では数時間で終わる。検察側は20人以上の証人を用意する異例の態勢で臨んだ。

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