2010年12月18日 11時9分 更新:12月18日 16時7分
沖縄県を訪問中の菅直人首相は18日午前、航空自衛隊那覇基地(那覇市)から自衛隊ヘリコプターで飛び立ち、約1時間半かけて同県内の米軍関連施設などを上空から視察した。移設が焦点となっている同県宜野湾市の米軍普天間飛行場も対象で、滑走路と市街地が近く危険な状況を確認した。日米合意で移設先とした同県名護市辺野古の沿岸部や近くのキャンプ・シュワブも視察した。
このほか、首相は米軍の極東最大拠点、嘉手納基地(同県嘉手納町など)やキャンプ・ハンセン上空も訪れた。
着陸後、午後には就任後初めて普天間飛行場を訪れ、在沖米軍トップのテリー・ロブリング4軍調整官から説明を受ける。また、沖縄振興の観点から嘉手納町の再開発地区も訪問する。記者会見後、自衛隊機で東京都内に戻る予定だ。【横田愛】