ほら見ろ!子ども手当“海外分”6000人が不正受給か

2011.02.16

 民主党の看板政策「子ども手当」の許し難い実態が明らかになった。昨年6月支給分で、在日外国人が海外に残した子供約6000人が不正受給していた疑いが浮上したのだ。こうした問題点は昨年3月、夕刊フジが真っ先に指摘していたが、案の定、国民の税金が無駄に使われたわけだ。

 「確認には事務的に大変な時間もかかり困難だった」

 15日の衆院予算委員会で、細川律夫厚労相はこう釈明した。

 厚労省によると、在日外国人の海外に住む子供を対象とした支給は6月支給時が1万656人で、審査を厳格化した10月支給は4596人だった。6月支給時から減った6060人の中に不正受給による支給打ち切りがあったとみられる。

 子ども手当法の支給要件は「国内に住所を有する時」とあり、日本に住民票があれば、海外に子供がいても支給された。

 このため、支給開始直前、昨春の国会では「仮に、アラブの王様のお子さんが日本で稼いで、向こう(母国)に50人の子供がいれば、その50人が支給対象になるという問題を含んでいる」(自民党の田村憲久衆院議員)などと追及された。

 2011年度に支給するための子ども手当法案では、在日外国人の海外に住む子供への支給を認めていないが、果たしてキチッと守ることができるのか。

 

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