Red Hat Enterprise Linux 6(RHEL6) は、長期にわたって利用可能なオペレーティングプラットフォームの第 6 世代であり、長期的な安定性と最先端技術の利用の両立を可能にします。物理ハードウェアだけでなく、仮想ホスト や仮想ゲスト、あるいはクラウド内に導入することのできる柔軟性を備えた、次世代のデータセンターの理想的なオペレーティングシステムです。
Red Hat Enterprise Linux 6(RHEL6) は、データの完全性を損なわずにパフォーマンスとスケーラビリティを発揮するように設計されています。Red Hat Enterprise Linux 6 は、4,096 個の CPU と 64TB の RAM に対応し、次世代のハードウェアをサポートする強固な基盤となります。
新しいデフォルトファイルシステムであるext4は、EXTファイルシステムファミリの第4世代であり、Red Hat EnterpriseLinux 6のデフォルトとして提供されます。高速で安定しており、1エクサバイトの最大ファイルシステムサイズと、16TBの最大単一ファイルサイズをサポートします。提供サーバ | Linux専用サーバサービス DELLラインナップ Lite 3 / Express 3 / Standard 3 / Professional 5600 / Advance 5600 |
提供価格 | Linux専用サーバサービスの価格に含まれております。 上記のサーバに関してはOS再インストールによるRed Hat Enterprise Linux 6のご利用は31,500円にて承っております。 |
現在非対応のサーバ | 上記以外のLinux専用サーバサービスDellラインナップ、Linux専用サーバサービス HPラインナップ、Linux専用サーバ- Flexシリーズ、FlexMini |
CentOSについて | CentOS6については現在提供しておりません。 |
種類 | 64ビット版 |
コントロールパネル | Webmin、コントロールパネルなし
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MTA | Postfix
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メール認証 | SMTP AUTH
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メールの保存形式 | Mbox形式では、1つのメールアカウントが受信した複数のメールは、1つのファイルに保存(格納)されます。1ファイルで管理されている為、受信メール数が多くファイルが肥大化した場合には、パフォーマンスが低下したり、排他制御に失敗するとファイルが壊れる可能性があります。 それに対しMaildir形式では、1つのメールは1つのファイルに保存されるため、Mbox形式に現れる上記のような問題は発生しません。メールアカウント数・受信メール数が多い場合には、Maildir 形式にメリットがあります。 |
ファイルシステム | ext4 はext3に比べ高速で安定しているファイルシステムであり、扱えるデータ量も最大ファイルシステムサイズでext3 の最大16TB に比べ、ext4 は1EB(エクサバイト)となります。(1EBはおよそ1000TBの1000倍) |
データベース | PostgreSQL、MySQL共にデフォルトの文字コードはUTF-8 |
標準ディスクパーティション | 詳細情報はこちら |
RHEL 5 | RHEL 6 | |
提供種類 | 32ビット版 , 64ビット版 | 64ビット版 |
専用サーバサービス対応 | Linux専用サーバサービス3 シリーズ、5600シリーズ、II シリーズ | 現行のLinux専用サーバサービス DELLラインナップ Lite 3 / Express 3 / Standard 3 / Professional 5600 / Advance 5600 |
専用サーバFlexシリーズ対応 | Linux専用サーバサービス3 シリーズ、5600シリーズ、II シリーズ | 未定 |
コントロールパネル | Plesk, Webmin, なし | Webmin, なし |
ファイルシステム | ext3 | ext4 |
MTA | Sendmail, Postfix, qmail | Postfix |
POP before SMTP | ○ | × |
SMTP/POP3 over SSL | × | ○ (自己署名証明書のみの対応) |
メール保存方式 | mbox (/var/spool/mail) | Maildir (ホームディレクトリ) |
データベース文字コード | EUC-JP | UTF-8 |
RHEL 5 | RHEL 6 | |
Apache HTTPD | 2.2.3 | 2.2.15 |
PHP | 5.1.6 | 5.3.2 |
MySQL | 5.0.77 | 5.1.52 |
PostgreSQL | 8.1.18 | 8.4.5 |
Perl | 5.8.8 | 5.10.1 |
ImageMagick | 6.2.8 | 6.5.4.7 |
gd | 2.0.33 | 2.0.35 |
Sendmail | 8.13.8 | インストールなし |
qmail | 1.0.3 | インストールなし |
Postfix | 2.3.3 | 2.6.6 |
※PHPのバージョンが5.3系となりました。
※MySQLのバージョンが5.1系となりました。
Red Hatは、Red Hat Enterprise Linux のメジャーバージョンに対して定義されたライフサイクルに基づき、サポートと保守を提供しています。ライフサイクルが定義されることによって、お客様は、Red Hat Enterprise Linux を計画的に導入、配備、運用する事が出来ます。
ライフサイクルでは、Red Hat Enterprise Linux の各メジャーリリースについて、一般提供開始日(General Availability date)と呼ばれる最初のリリース日から合計 7 年の期間にわたり 3段階の保守レベルを定義しています。
標準サポート期間は 2017年11月30日 までとなっております。その後はExtended Life Cycle Supportサービスによる有償サポートとなります。
Red Hat Enterprise Linux Extended Life Cycle Support(ELS)は、Production 3 フェーズの延長を提供するものです。ELS サブスクリプションを契約したサーバだけが、通常の 7 年のライフサイクルが終了した後も特定のバージョンの Red Hat Enterprise Linux を利用し続けることができます。