兵庫

　神戸市は１０日、銀行で現金を置き引きしたとされる男性職員ら計４職員を懲戒処分したと発表した。

　市によると、処分を受けたのは、建設局の係長級の男性事務職員（５６）＝停職１５日＝▽行財政局の女性一般事務職員（２０）＝同＝▽環境局の男性一般技術職員（４３）＝平均賃金の１日分の半額の減給＝▽同局の男性一般技術職員（５１）＝同＝。

　建設局の職員は休日だった昨年１２月１０日、銀行のＡＴＭコーナーで、別の利用者が置き忘れた現金１５万円を持ち去ったとされる。行財政局の女性職員は先月１４日の昼休み中にスーパーで食料品（１７１９円相当）を万引きしたとされる。それぞれ関係者から被害届が提出され、県警が捜査している。

　４３歳の環境局職員は昨年、ＤＶ防止法に基づく保護命令を受けながら、元妻に電子メールを１００回以上送ったとして同法違反罪で罰金３０万円の略式命令を簡裁から受け、５１歳の同局職員は昨年１２月、妻の顔などを殴って軽傷を負わせたとして、同様に２０万円の略式命令を受けた。【吉川雄策】

〔神戸版〕