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【レポート】CeBIT 2004 - 初モノPC自作パーツいろいろ

2004/03/22

    CeBITでは新登場のPCパーツも多数登場している。ここでは主に、CPUクーラーを中心に紹介してみたい。

    Cooler Master初の水冷キットが登場

    まずはお馴染みのCooler Masterから、同社としては初めてという水冷CPUクーラーキットが登場した。「Aquagate ALC-U01」という製品で、ポンプ・タンク・ファン・ラジエータなどを搭載するメインユニットと、CPUに取り付けるアダプタ、ホース等で構成される。メインユニットのフロントパネルで温度設定などの操作が可能で、LCDパネルにはCPU温度、水温などの状態が表示される。

    この製品の特徴は、何と言っても、3パターンの設置方法に対応していること。まず、、フロントの5インチベイに内蔵する方法では、空いているドライブベイを2段利用する。加えて、外付けにも対応。2台電源を収納できるケースに限られるが、電源スペースに内蔵することも可能だ。内蔵の場合には、フロントのドライブベイにコンソールを入れ、同様の操作を行うことができる。

    ドライブベイに内蔵の場合

    外付けの場合

    内蔵の場合

    ドライブベイにコンソール

    ホースの取り付けもワンタッチで、初心者でも比較的扱いやすい製品となっている。タンクにはセンサーが備わっており、水温を計測するほか、液量もモニタリングしており、不足時にはユーザーに警告を出すことができるようになっている。

    取り付けるCPUクーラー。LGA775にも対応可能とのこと

    内部を開けて見せてもらえた。左下がタンクでセンサーが搭載されている

    対応CPUは、Pentium 4、Athlon 64、Athlon XP。今月末か来月頭には出荷される見込みで、店頭価格は大体200ドルくらいになるのではないかとのことだった。

    通常の空冷CPUクーラーの新製品としては、静音仕様の「Hyper 6」も展示されていた。ヒートパイプを6本装備し、フィンは銅製。ファンの回転数は2200rpmで、動作音は24dBAだ。対応CPUはPentium 4、Athlon 64で、来月末あたりからの発売になるそうだ。価格は39ドル程度。

    「Hyper 6」。動作音はかなり静か

    Aero CoolからはCPUクーラー、VGAクーラー、HDDクーラー

    CPUクーラーではこちらもお馴染みのAero Coolのブースにて、Deep Impactシリーズの最新製品として、ETの顔が埋め込まれた「DP-103 ET Attack」を見ることができた。ETの両目の部分にはLEDを装備しており、デモではカラフルに色を変えながら動いていた。PC内部の見えないところをここまで派手にする必要があるのかどうかは別にして、とりあえずインパクトはありそうだ。

    「DP-103 ET Attack」。まだサンプル版なので、デザインは多少変更されるとのこと

    肝心の冷却性能の方はというと、DP-102のようなヒートパイプを採用しており、フィンはアルミニウム製。回転数は2,000〜3,500rpm、ノイズは20.3〜36.4dBAとなっており、Pentium 4 3.6GHz以上、Athlon XP 3600+以上、Athlon 64に対応する。市場に登場するのは5月くらいになるとのこと。

    また、初登場の製品として、VGAクーラーの「VM-101」、HDDクーラーの「BT-101」も展示してあった。どちらもファンレス動作に対応する。VM-101はヒートパイプが2本搭載されており、165×30mmの大きなフィン32枚で放熱する。70W以上の放熱性能があり、同社のテストでは、ATI RADEON 9800を4日間連続で動作させたそうだ。BT-101は、ヒートパイプを4本装備、アルミニウムのフィンで放熱する。

    「VM-101」の取り付け例

    「BT-101」

    ASUS製のCPUクーラー、電源が登場

    ASUSTeKのブースでは、マザーボードやVGAに混じって、CPUクーラーと電源が展示されていた。これは同社としては初めての製品となるもので、担当者によれば「ASUSはトータルソリューションを提供するので、ASUS製品だけでPCを組み立てられるよう、全てのコンポーネントを供給していく」とのことだ。市場には4月くらいの登場を予定している。

    ずらりと並んだCPUクーラー新製品。真ん中のは製品名が付いてないが、これはLGA775用のもの

    ずらりと並んだ電源。LEDを搭載しており、なかなかハデ。金色い電源も珍しい

    おまけ 「…」なアイテム

    Hanbros Industrialという企業のブースに展示されていたのがこのマウスパッド。日本向けの商品とのことで、この「Rio Mouse Pad」はすでに発売されているかもしれないとのこと。ほか2製品も展示されていたが、こちらはキャラクターの使用権の交渉中だそうだ。

    一見すると普通のマウスパッド

    が、横から見るとこんな感じ

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