石原親子と水谷建設の現金授授受疑惑 取材メモ
2006年12月19日
石原親子と水谷建設の現金授受疑惑は、大スキャンダルになるかとおもったが、なぜか急速に収束にむかっている。
  週刊朝日2006年12月22日付「石原親子と水谷建設元会長の疑惑の祝宴」では、証拠写真といわれているものまで掲載された。
  その当選祝いの記念写真では、「水谷功被告、石原宏高、糸山英太郎、石原慎太郎」の4人がしっかりとうっている。
実をいうと、この話と、写真は、公になる約1ケ月前ぐらいから、マスコミ関係者の間に密かに売り込みがあった。なにを隠そう、実は、当事務所のさる記者のところにも、売り込みがあった。
なんと、お値段は、「1000万円」・・・笑い。
その話では、
「実は、水谷の愛人が、民主党のさる幹部のところへ売り込みにいった。しかし、西澤メール事件で懲りているその幹部は、丁重にお断りした。今時、民主党が1000万円という大金をだせるはずもない。もし、1000万円出せるとしたら、石原慎太郎本人ぐらいだろう。ま、それじゃひとつ間違えると恐喝になるけどね」
つまり、くだんの水谷の愛人という女性が「売り込み」をしていたことになる。
当方は、ボスが、「1000万円?1000円ならオレがポケットマネーで買い取ってやる」と冗談とも本気ともつかないことをいっていたけど、正直いうなら、数十万円なら、当事務所でひきとったかもしれない。
ことの詳細は、日刊ゲンダイ(12/11)によると、
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石原親子と水谷建設 500万円疑惑証拠写真 (ゲンダイネット)
福島県知事にワイロを渡した水谷建設の水谷功元会長(61)と石原ファミリーはどんな関係だったのか。水谷サイドが三男・宏高氏(42)の当選祝いに500万円を用意した疑惑が浮上しているが、今度は問題の会合の写真が出てきた。そこに写っていたのは“謎の女性”。石原疑惑は深まるばかりだ。
宏高の当選祝いが銀座の料亭で行われたのは、昨年9・11総選挙の3日後。畳敷きの和室で撮られた記念写真には7人の人物が写っている。
中心に立つ宏高の左隣には元衆院議員の糸山英太郎氏。その横には父親の石原都知事。そして、宏高の右隣には水谷元会長、その横に糸山氏が主宰する政経塾の塾生で石材会社役員の男性。左右両サイドには水谷の知人で芸能プロダクションの女性社長と、司会を務めた女性タレント――。
7人は座卓の後ろに横一列に立ち、掛け軸のかかった壁を背にして並んで笑っている。この写真が関係者の間で話題になっているのは、登場人物がそれぞれ“いわく付き”だからだ。
「水谷は政界のタニマチで有名だし、糸山氏と石原都知事もカネでつながる。前回の東京都知事選が行われた03年には、糸山氏が主宰する政治団体から石原知事の資金管理団体『石原慎太郎の会』に3000万円もの寄付金が渡っている。また、同席していた糸山政経塾生の石材会社役員も昨年8月、宏高氏に政治献金をしている。会合には糸山氏の当時の秘書室長、石原知事の特別秘書も同席していました」(事情通)
さらに、写真に登場する芸能プロの女社長(49)。週刊誌に「水谷の裏金庫番でカジノの凄腕コーディネーター」と報じられた人物なのだ。
「水谷は大のカジノ好きで、毎週のように韓国のカジノでバカラをやっていた。そのコーディネーターを引き受けていたのが彼女です。韓国のカジノホテルから入る巨額のキックバックの受け皿になっていたと報じられました。水谷事件での家宅捜索先リストには彼女の芸能事務所も含まれていました」(司法記者)
その女性の事務所も昨年8月、宏高の政治団体に125万円を献金していた。マトモな政治家は当選直後にこんな会合は持たない。まして、500万円疑惑がかけられているのだ。石原親子はきちんと説明できるのか。
【2006年12月11日掲載記事】
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週刊朝日に公開された写真は、4人だけど、日刊ゲンダイでは、7人の人物が写っていたとなっている。ま、細かい話はおいておくとして、ことの経緯は、だいたいわかるだろう。
  ところが、こちらが最初に売り込みあった時と、金額も、状況もちとちがっている。
  どっちが、正しいとか、どっちが間違っているということでなくて、その様子を、取材メモからおこしてみよう。
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取材メモから。
昨年の9月下旬の昼下がり9.11総選挙を無事乗り切った石原晋太郎は「吉兆」で息子(3男 石原宏高)の初当選祝いをした。
 参加者は石原慎太郎、宏高、水谷建設元会長、糸山英太郎、そして水谷の愛人。表向きは「宏高の初当選祝い」だった。
 しかし、そんなことでがめついことで知られる石原慎太郎が出てくるわけがない。
 水谷は「羽田空港拡張工事へ是非とも我が社を参入させて欲しい」と懇願したそうだ。 糸山は「日本航空」個人筆頭株主である。何らかの羽田利権に関係がありそう。
 この席上、水谷は「森伊蔵」の箱に2000万円を入れて石原に渡そうとしたが、糸山が「これじゃ少ない。あと1本入れないとダメだ」
 といわれ、水谷の愛人が
「それじゃ、預かった口座からおろしてきます」
 ぴかぴかの1000万円を「森伊蔵」の箱に追加した。
この時、水谷の愛人は当選祝い会食の写真を撮っている。
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 はあ?ってとろこだけど・・・。
 このネタを最初に報じたのが、赤旗。
 写真を掲載したのは、週刊朝日。
 うちは、出遅れた・笑。
 それよりも、金額が、500万円と3000万円と差がある。
 ただ、「森伊蔵」の箱は、共通。
 
 ボスは、「森伊蔵の箱に3000万円はいるか実験してみろ!」
 といっていたけど、残念ながら、手持ちに3万円ぐらいしかなかったので、実験できなかった。
この件、まだまだ、続編がありそうです。
以上
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コメント一覧
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- 2006年12月19日 17:19
 - 							 売り込んでいたのは、大塚万吉系と、小早川系・・・笑い。
マッチポンプしていたとみるのが正解でしょう。おたくの事務所はどこから接触があったのか?
これ、公開してくれるとおもしろいことになるのだけど・・・
マイナーというか、ブラック・ネタは、あまり深入りしないのが、オタクの方針ですか?
根性なし!といってみます(大笑い) 
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- 2006年12月19日 20:18
 - 							旧札で3000枚入れた事ありますよ
オイラが石原陣営の秘書でいたら
『もう一本入れればピッチリですよ、糸山さん』
そう言ったかも
 
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- 2006年12月19日 20:24
 - トラックバック有り難うございます
 
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- 2006年12月24日 13:13
 - 							あとねえ、熊本の2人は、参議院選挙明けという噂が飛び交ってるよ。
大臣の方は、逃げ切るかも知れんけど、次の選挙の苦戦は必死ね。 
 
あれ、これ、慎重に記事をかいているエントリーに水を差したか?
ま、一読者の感想です。ここには、責任はありません。