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　東京映画記者会（デイリースポーツなど在京スポーツ７紙の映画担当記者で構成）で制定する「第５３回ブルーリボン賞授賞式」が１５日、東京・銀座ブロッサムで行われた。「悪人」で主演男優賞に輝いた妻夫木聡（３０）や、「キャタピラー」で主演女優賞を受賞した寺島しのぶ（３８）らが出席。「告白」で助演女優賞を獲得した木村佳乃（３４）は涙を流し受賞を喜び、前年受賞者で司会を務めた落語家・笑福亭鶴瓶（５９）と綾瀬はるか（２５）は“ドタバタコンビ”で会場を盛り上げた。

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　満面に笑みを浮かべ、黒のシースルードレスで登壇した木村だったが、賞状を受け取る瞬間、感極まって涙があふれ出た。何度も目元をぬぐい、声をつまらせながらの受賞スピーチ。「映画に出たくてこの世界に入りまして、きょうほどうれしい日はありません」と喜びをかみしめた。

　客席からステージに上がる直前、同じ事務所の寺島から「頑張ってね！！」と励まされたが、こらえきれずに、涙、涙…。「鶴瓶さんと綾瀬さんの楽しい司会で、緊張は解けてましたが、壇上で思いがこみ上げ、取り乱してしまい、お見苦しいところをお見せしてしまって…」と照れくさそうに語った。

　昨年１０月に少年隊の東山紀之（４４）と結婚し、公私ともに幸せいっぱい。司会の鶴瓶が「カッコイイご主人は受賞をどうおっしゃってるの？（夫婦）生活してるとこが想像できない」と芸能リポーターばりに突っ込むと、「すごく喜んでくれました。地道に生活しております」と笑顔で返した。

　受賞作となった「告白」の中島哲也監督からは、「ご結婚おめでとうございます…言いそびれてたので、今」と“時期外れ”の祝福を受けていた。