「人体の不思議展」の人体標本をめぐり、石川県警は7日、遺体保存を規制する死体解剖保存法に違反するとした告発を受理した。京都府警が既に同様の告発を受理しており、協力して捜査する。
昨年8~9月の金沢市での展示の際、遺体保存の許可申請が同市に出ていなかったとして、地元の医療関係者らが、主催した実行委を3日付で告発した。実行委に加わった北國新聞社は「特殊技術を用い、外国で適正な手続きで加工され、日本に貸し出された標本であり、同法にいう死体に当てはまらないと考える」とコメントした。
毎日新聞 2011年2月8日 東京朝刊