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普天間:鳩山前首相の「方便」発言 北沢防衛相が不快感

北沢俊美防衛相=藤井太郎撮影
北沢俊美防衛相=藤井太郎撮影

 「また数日たったら違う見解が出るかもしれないので、あわててコメントするのは差し控えたい」。北沢俊美防衛相は15日午前の記者会見で、鳩山由紀夫前首相が、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の県外移設断念の理由に米海兵隊の抑止力を挙げたのを「方便だった」と語ったことに不快感を示した。

 海兵隊について会見で「沖縄の地政学上から言っても、抑止力は極めて大きい。従来の見解に変わりない」と強調した北沢氏。一昨年の政権交代時からの防衛相で、普天間問題では鳩山氏が発言を二転三転させるたび後始末に追われただけに、沖縄側の強い反発を招いた元上司の発言には、じくじたる思いがあるようだ。【坂口裕彦】

毎日新聞 2011年2月15日 11時23分(最終更新 2月15日 12時51分)

 

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