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[経済・IT]ニュース トピック:ドラマ・企業攻防
【ドラマ・企業攻防】中韓家電が“侵攻” ブランド“信仰”心変わり
2011.2.13 12:00
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昨年は、平たい円盤が自ら部屋を動き回る米アイロボットの自動掃除機「ルンバ」(市場価格4万8800円から)がヒットした。販売代理店によると、04年の日本発売から10万台達成に約6年を要したが、09年9月から昨年10月の1年強で20万台を達成したという。口コミで認知と人気が高まった。
にわかに注目が高まっているのがスウェーデン発の空気清浄機「ブルーエア」だ。高性能のフィルター技術を活用しているのが特徴で、本体価格(5万4600円から)に加えて、半年に一度交換するフィルターも6300円からと維持費が高いが、「日本の消費者は価値のあるものにはお金を惜しまない」(代理店)と自信満々だ。
デザイン性の高さ、斬新さが欧米家電の武器だ。米アップルのiPhoneやiPadは論ずるまでもないが、サイクロン掃除機に続くダイソンの羽根のない扇風機や仏ティファールの電気ケトル、伊デロンギのエスプレッソメーカーなどは「出しっぱなしでもサマになる」(量販店)と主婦層を中心に支持を広げる。
価格競争力で攻め入る中・韓勢と、独創的な商品開発力で市場を切り開く欧米勢。収益力で日本メーカーを凌駕したサムスンの李健煕会長は先月、「中身で日本に追いつくにはまだ多くの時間が必要だ。学ぶべきことは多い」と語ったといい、日本メーカーはなお技術力では優位性を保つ。だが、それだけでは海外市場に続き、独占状態だった国内市場の牙城も危うくなりそうだ。(古川有希)
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