経済・IT【ドラマ・企業攻防】中韓家電が“侵攻” ブランド“信仰”心変わり+(2/3ページ)(2011.2.13 12:00

  • [PR]

[経済・IT]ニュース トピック:ドラマ・企業攻防

  • メッセ
  • 印刷

【ドラマ・企業攻防】
中韓家電が“侵攻” ブランド“信仰”心変わり

2011.2.13 12:00 (2/3ページ)
韓国サムスン電子製のスマートフォン「ギャラクシーS」

クリックして拡大する

韓国サムスン電子製のスマートフォン「ギャラクシーS」

 また、LG電子は昨年11月、高機能型の液晶テレビ「インフィニア」を発売。12月のメーカー別シェアは0.3%と苦戦したものの、同社は「日本市場では高級品を出してブランドイメージを上げることが必要」(幹部)と意に介さない。「5年以内に5%」を目標に、長期戦の構えをみせる。

主戦場に殴り込み

 02年に三洋電機と提携して日本市場に進出したハイアール。日本メーカーとの激突を避け、小型の冷蔵庫や洗濯機など低価格帯で販売を伸ばし、小型冷蔵庫(容量100リットル未満)ではシェアが5割を超えた。今春には高機能で価格を抑えたドラム式洗濯乾燥機を市場投入する予定だ。エアコンや大型冷蔵庫も展開する考えで、日本メーカーの主戦場に本格参戦する。

 「若者は日本製だからというこだわりは少ない」(家電販売店関係者)。販売の最前線では消費者意識に変化が生じつつある。「機能性とブランドは依然日本メーカーが強い」(アナリスト)という指摘はなお多いが、世界で日本メーカーを圧倒する中韓勢の猛攻に、日本の消費者が“陥落”する可能性がないとは言い切れない。

欧米勢も成功続々

 欧米メーカーは、中韓勢とは違った戦略から日本市場攻略を狙う。

 「成功モデル」ともいえるのが英ダイソンのサイクロン式掃除機だ。紙パック不要で「吸引力が落ちない」をうたい文句に、日本市場でも長らくサイクロン式掃除機のトップシェアの座を守った。

このニュースの写真

韓国サムスン電子製のスマートフォン「ギャラクシーS」
デザイン性で目をひく海外メーカーの製品=東京都千代田区のビックカメラ有楽町店本館

関連ニュース

  • [PR]
  • [PR]

[PR] お役立ち情報

PR
PR

編集部リコメンド

このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。
© 2011 The Sankei Shimbun & Sankei Digital