事件飲酒事故 「父母の死、無駄ではなかった」2011.2.15 12:54

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飲酒事故 「父母の死、無駄ではなかった」

2011.2.15 12:54

 「同乗者が実刑になった。父と母の命は無駄にならず、同じような犠牲者を減らせるはず」。事故で父の義政さんと母の雅江さん=いずれも当時(56)=を亡くした小沢克則さん(34)は、判決後、かみしめるように報道陣に語った。

 17日で事故から丸3年。大島、関口両被告は道交法違反(飲酒運転幇助)容疑で書類送検されたが、小沢さんらはより罰則の重い危険運転致死傷罪の共犯での起訴を求め、さいたま地検に告訴。共犯では起訴されなかったものの全国初の危険運転致死傷の幇助罪での起訴につなげた。

 懲役8年の求刑に対して判決は懲役2年。「全国で初めて有罪となった意義は大きい」としつつも、「酒類提供の罪に問われた飲食店主も執行猶予はついたが、懲役2年の判決。一緒の車に乗っていたのに同じ刑とは、あまりに軽い」と悔しさをにじませた。

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