2011年2月15日火曜日

南都銀行にまつわる奇妙な出来事

今日、夜勤からの帰宅途中に近くの南都銀行のATMを利用したら、お金が吸い取られてしまった。画面上の残高表示を見るにつけ、おかしいなぁと思ってもう一度操作したらまた吸い取られてしまった。それで係員を呼んだら支店長代理T氏が出てきて吸い取られた額の明細書を出してくれたので、めんどくさいなあとか思いながらも返金してくれるのならまあいいか、と思っていたら、返金できない、と! 「システム上の都合で清算するのが本日夕方なので、明日口座に入金という形でお返しします」と。そこで支店長代理のT氏に食らいついたところ、プログラムの欠陥であることを認めながらも、頑としてお役所的態度(ただし物腰はきわめて丁寧)。下っ端ならいじめるのは可哀想だが、支店長代理ならそのまま引き下がるわけにはいかぬ。そこで「明細書まで出しておきながら、現金を扱う窓口がなんで返金できないのか?」「あんたら貧乏人の預金集めて高給取ってるくせに、そんな理不尽な話が世間でまかり通ると思うなよ!」と饒舌にクレーム(よつばの配達時間までに帰れない苛立ちもあり)。「そのような仕組みになっておりまして・・・」とT氏。「そんなぼけた話があるかい。あんたがこの明細書にサインでもして上に掛け合ったらなんとでもなるやろ。銀行員はコンピュータに従属してるのか? はよかえらなあかんから家までお金返しに来て~」と僕。ま、銀行員ってのはシステムに従属してるんやけどね。「それでは調べてご連絡させていただきます」とT氏がいうので、多少ぼやきながらもその場は引き下がり、ちょうど昼ご飯を食っている頃に電話がかかってきてT氏が直々に訪問、返金してくれたのでした。粗品のティッシュと洗剤を片手にね。

今回のケースは他のお客の間でも何度も問題になったケースのようで(コンピュータプログラムのバグが原因)、以前から認知しておきながら改善されていないものでした。T氏のクレーム対応、まずいわけではないけれど、経験不足なのかおマヌケだったためにお互い随分めんどうなことになってしまったことを、反省点にするようちょっぴり説教し、最後は「クレーム処理としてはとりあえず合格点だね」とねぎらいの言葉をかけて帰しました(僕、やさしいでしょ?)。

メガバンクと同様、外資系のよからぬ金融資本と組んでいることや、せんとくんの持ち上げ問題なども、小出しにしながら突っついたので、「今後、南都銀行に話があるときはTさんを窓口にしますからね」という話になりました。
数年前に酷い不手際があったときに訪問してきた支店長代理N氏(現在は転勤)は、貧乏人をバカにするような失礼な失言(本人は普通のつもり)を繰り返した上、高の原駅のホームでいつも会うのに挨拶はおろか、目も逸らすような小心者であったことを思うと、このT氏、誠実なので気に入りました(年齢も近い)。

とはいえ、なんとも奇妙な出来事でした。カフカ的とまでいうと大げさではありますが・・・。

ITが支配する社会の病気ですね。

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