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[事件]ニュース
【危険運転幇助初判決】両親失った夫婦「感謝しています」も「判決軽すぎる」
2011.2.14 12:55
飲酒運転の車に同乗した者にも、危険運転致死傷の責任を認める判決が下った。判決を受け、事故で両親を失った小沢克則さん(34)、妻の樹里さん(30)ら遺族は、「自分たちの欲のために酔った運転手をおだてて危険運転をさせた2人の罪を、よく裁いてくれたと思って感謝しています」とする一方、「懲役2年はあまりにも軽い。検察に控訴するよう申し入れた」とのコメントを出した。
小沢さんは、この事故で父の義政さん=当時(56)=と母の雅江さん=同(56)=を亡くした。小沢さんら遺族は、公判では被害者参加制度を使って意見を述べ、飲酒運転の同乗者にも大きな責任があることを訴えてきた。遺族側の弁護人は、「一般市民の健全な社会常識が反映された判決であり、まさに裁判員裁判の趣旨が生かされた判決」と評価する一方、「刑罰は結果の重大性を考えれば軽すぎるといえなくもない」とコメントした。
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