国民新党の亀井静香代表は9日の記者会見で、内閣改造を控えた昨年12月、菅直人首相に各党から人材を起用する「救国内閣」を作るべきだと助言していたと明かした上で、「菅さんは似て非なるものをやってしまった」と述べた。前たちあがれ日本共同代表の与謝野馨経済財政担当相を入閣させたことを批判した発言だ。亀井氏は柳沢伯夫元自民党税制調査会長がメンバーに起用された政府の「社会保障改革に関する集中検討会議」にも言及し、「人選も相談しないでおいて社会保障や税の方向性を決めても、内閣の方針にはなり得ない」と批判した。
毎日新聞 2011年2月9日 21時37分