ゲレンデ情報 2010-11
毎日更新!積雪や天気をチェック
トップ > 中日スポーツ > 大相撲 > 紙面から一覧 > 記事
【大相撲】手詰まり相撲協会 内部告発ホットライン開設2011年2月15日 紙面から 日本相撲協会は14日、臨時理事会を東京・両国国技館で開き、八百長問題の特別調査委員会が力士らからの内部告発を受け付ける「ホットライン」を開設することを承認した。また、この日の特別委では八百長メールに登場する14人以外にも八百長に関わった可能性のある複数の力士が存在することが報告されたが、臨時理事会でこの内容は伝えられず、全容解明に向けた調査が難航していることが浮き彫りになった。 八百長問題の全容解明に向け、特別調査委が打ち出したのは内部告発用の“情報提供ホットライン”だった。伊藤滋座長は「情報を広く協会員から集めるため、既に大企業がセクハラなどでもやっているようにホットラインを開設する」と新たな手段を発表した。 具体的には、力士ら協会員からの八百長についてのうわさや情報を、調査委員会の弁護士3人が電話で受け付ける。ポイントは匿名ではなく、名前を名乗った上での情報提供に限ること。その代わりに情報源は理事会にも明かさないよう配慮するという。これまでに調査委員会が990人の協会員に実施したアンケートでも6人から「昔、こういう話があった」「周りでうわさはある」といった返答を得ていることもあり、内部告発でその内容を明らかにする。 一方で、携帯メールの全容解明にはまだ時間がかかることが判明した。八百長疑惑を持たれている14人の力士については伊藤座長は「再度調査を継続する」と明言したものの「携帯電話が日本製なら1、2カ月で済むかもしれないが、外国製でメーカーが非協力的な場合、非常に複雑で調査に5、6カ月かかる場合もある。いつ全貌をつかめるかまったく分からない」と苦渋の表情だ。 また特別調査委の長尾敏成委員はこの日の会見で、警察に対し、八百長に関連するさらなるメールの提供を求める考えを明らかにした。メールと電話を通じた真相究明への作業はまだまだ続きそうだ。 (川村庸介) PR情報
おすすめサイトads by adingo
|