−−ヤンキースからエンゼルスに移った昨年に続き新チームでのシーズン
「チームを移るということがどういうことか、だいたい分かった。アスレチックスもエンゼルスに近いタイプのチームだと思う。去年経験したことは、すべて参考になる気がする」
−−やはり違う
「もちろん野球にそんなに大きな違いはない。ただそれ以外の違いはある。ファン、マスコミも含め、いろんな部分が違う。ヤンキースが違うのか、それとも東海岸と西海岸の違いなのか」
−環境変化の難しさ
「移籍がマイナスとは思わなくなった。去年は長い間いたチームからだったから、気持ちの切り替えが難しかったかもしれない。ことしは気持ちという部分ですごくスムーズにいける」
−−チーム最年長
「年は意識しないけど、メジャーでことし9年目になる。在籍年数という意味でも一番長いかもしれない。そういう部分で自覚しなくちゃいけない。チームもそれを期待していると思う」
−アスレチックスは昨季の観客動員数が30球団中29位。プレーにマイナスに働くのでは
「可能性はある。そういう意味では自然と出てくるアドレナリンみたいなものがあった。意識せずにね。そこは大きな課題だと思う。(対策は)気持ちの持っていき方は、やってみないと分からない。確かにホームでガラガラというのは今までほとんど経験がない。課題の一つではある」
−2009年にワールドチャンピオンとなり、シリーズMVPも獲得。最大の目標を達成して変化は
「ある意味あれ以上はない。タイトルを狙うだとか、シーズンMVPを目指すだとかあるけど、でもやっぱり一番はワールドチャンピオンになること。そこを達成してなおかつMVPを取ってしまった。それ以上がないわけだから、何か違うものを探さなくてはいけないかもしれない」
−何を目指す
「もちろんチームがチャンピオンになるのが大前提。ただそれ以外に新たな気持ちをかき立てるものが必要かもしれない。タイトルとか、個人的なこれまでと違う目標はあってもいいかもしれない。アスレチックスを勝たせるためというのは、自然と持てる気持ち。それとは違う気持ちのかき立て方があってもいい」