米音楽界の最高権威「第53回グラミー賞」の授賞式が日本時間14日(現地13日)、米ロサンゼルスのステープルズセンターで行われ、ロックバンド、B’zのギタリスト、松本孝弘(49)が、米ジャズギタリストのラリー・カールトン(62)との共演作「TAKE YOUR PICK」で最優秀ポップ・インストゥルメンタル・アルバム賞を受賞した。日本人のポップス部門での受賞は初。登壇した松本はトロフィーを手に「日本人のギタリストとしてこの舞台に立てて光栄」と笑顔をはじけさせた。
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日本ロック界の頂点に君臨するギタリストが、世界をも制した。
観客席でカールトンと並んで着席していた松本は、名前が呼ばれた瞬間は「何が起こったかよく分からなかった」とぼう然。「TAKE YOUR PICK!」とアルバム名を確認すると、カールトンと抱き合って喜んだ。
深く息を吐き、緊張した表情で登壇すると、トロフィーを手に「HI!I AM A JAPANESE GUITAR PLAYER」と英語であいさつ。会場から大きな拍手を浴び、白い歯を見せた。会見では「まだ実感する余裕がない。でも、グラミー賞は僕の夢だった。まさに現実となった」と感無量。
また、「YOU ARE MY HERO」とノミネート時に祝福してくれたB’zのボーカル・稲葉浩志に対しては、「喜んでくれていると思う」と話した。
日本のアーティストは、これまで坂本龍一や喜多郎ら4人がグラミー賞を受賞しているが、ポップス部門での受賞は初めて。B’zとしてシングル43作連続1位獲得など、日本で数々の金字塔を打ち立ててきた松本だが、ギタリストとして世界にも認められた。
受賞アルバムの制作のきっかけは、1999年にギターメーカー、ギブソン社のシグネチャーモデルをアジア人としては初めて発売していたことから。それを知ったカールトンが08年、同社を通じてコラボをオファーした。松本は当初、ジャンルの違うジャズギターの第一人者との共演に「何ができるか見えなくてもんもんとした」と戸惑いもあったが、セッションを重ねることで、ジャンルを超えて完成度の高い作品に仕上げた。
受賞後「あしたからまた新たな音楽づくりに精進していきたい」と語った松本。日本人ギタリストとして新たな道をこれからも開拓していく。
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